論証されていたもの | 福岡電機の社長のブログ

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キリスト教と同じ旧約聖書を正典とするユダヤ教の教会から破門されたスピノザの書いたエチカは難解な哲学書でした。

 

人間は、宇宙の真理・自然の摂理の中で生きている現実を理解し、

その摂理・真理を超越しては存在出来ない事を知らなければならないと言っているのだと思います。

宇宙の真理・自然の摂理を超越する技術とは、不老不死なのか、時間旅行なのか、永久機関なのか、人間の遺伝子操作なのか、資本主義経済なのか、核融合発電なのか、大量破壊兵器なのか、線引きは分かりませんが、

飽くなき富への欲求がそれを超えてしまう可能性があります。

もしかしたら既に超えてしまっていて、滅亡への道を突き進んでいるのかも知れません。

 

科学技術の進歩を止め経済発展を止めて原始時代に戻ったとしても、滅亡へのカウントダウンは止まらないのかも知れません。

それでもそれを自然の摂理として受け入れるほかありません。

その中で人はいかに幸福を感じながら生きて行くのでしょうか。

 

自由に生きると言う事はこれらの真理・摂理を理解した上で、理性にのみ従って生きる事と書かれていますが、そんな完全な人間など存在しない事も理解できます。

 

何なる政治形態や経済システムが起こっても、必ず貧富の差が生じ、富への欲求から、既得権益が起こり、妬み・恨み・仲間意識が助長され、不幸の連鎖は止まらないのかも知れません。

 

全人類に欲を棄てろと言っても不可能なのです。

人間のDNAは自然界の中で生き残るためにそうプログラムされているのです。

そして又、生き残るためのプログラムが欲望や憎しみをも生み出しているのです。

人間が人間である限り、抗争や戦争は無くならないでしょう。

 

そのことを証明しているのがエチカだったような気がします。

 

さて、2024年の世の中はどうなっていくでしょう?

感謝や祝福ができる出来事が沢山起きてくれると嬉しいのですが。