徳島県三好市でのお試し暮らし体験記。
前回は金刀比羅宮に参拝したことを書きましたが、金刀比羅宮のある香川県と言えば、
やはり「うどん」かと思います(これまたミーハーかもですが)。
東温市にお試し暮らしをさせてもらっている時からちょこちょこ触れてきたように思いますが、
西日本のうどんはかなりおいしいなと感じており、
金刀比羅宮参拝の後ももれなく「讃岐うどん」をいただきました。
お店は金刀比羅宮の参道入口付近にある『こんぴらうどん』さんで、
ちょうどお昼時だったからかもしれませんが結構な行列ができていました。
レモン入りの「讃岐うどん」をいただいたのですが、さっぱりとしていて、
暑い地域で食べるのにはもってこいで、やはり抜群においしいなと大満足でした。
ちなみに、なぜ香川(讃岐)がここまでうどんの名産地となったかというと、
これまた『ブラタモリ』によれば、香川は雨が少ない地域であることからお米には合わない土地だったそうで、
その代わりに小麦を作ることには適した地域であったということがあるようです。
『ブラタモリ』ならではの視点=地形ー扇状地や塩田があったなどーが
讃岐うどんには欠かせない要素となってもいるそうで、
中でも塩分が「讃岐うどん」独特の味(コシ?)を引き出しているみたいです。
西日本、特に讃岐うどんは麺が固いのかなと勝手なイメージがあったのですが、
実際はそれほどでもなく、それでいて確かにコシがわかる食感なのでおいしいし
食がどんどん進むなと食べていて思いました。
ちなみに、金刀比羅宮の参道で食べた『こんぴらうどん』さんの他、
三好の駅前『一福亭』さん、
三好市の少し郊外?にある『つくだ』さん、
香川県観音寺市にある『大喜多うどん』など、
いろいろなところでうどんをいただいてきましたがどれも本当おいしかったです。
で、香川は米に適さないということだったのですが、
金刀比羅宮の参道には『金陵』というおいしい酒造があります。
日本酒には当然米が必要なわけですが、
米と酒米とは別でこのあたりの讃岐平野は昼夜の温度差が大きいことから良質の酒米が育ったようです。
酒造の展示資料によると金刀比羅宮のある象頭山は
古来斧鉞のはいらない神域で樹木の種類に富み雨降れば山容の八割は雲に包まれる
そうで、水にも恵まれていたようです。
西日本でいただいてきたお酒の話はまたいつか別でまとめるつもりなのでこのあたりにしたいと思いますが、
食の文化が西と東とでは異なることから(そんな大きな括りでわけられるものではないと思いますが)
その成り立ちに地形や気候、人々の往来などが関係していることは改めて興味深く思いました。
異文化に触れること、知らないことを知ることが私にとっては楽しいことなんだなと思いながら、
また西日本でうどんを食べたいなーとこの猛暑の中で思うのでした。