コロナの影響で、全国様々なところで、学校の卒業式に影響が出ているようですね。。
卒業でなく、転校というかたちでのお別れもあったことと思います。
これを受けて、私がやっぱり思い出すのは、東日本大震災のときのことです。
もれなく、私もちょうど大学を卒業するタイミングであったため、
知人が「卒業式がなかったことは、自分にとってでかかった…」と、
ずいぶん時間が経ってから教えてくれたことが思い出されています。
「卒業式がなくてよかった」という人ももしかしたらいるのかもとは思いますが、
そういう感覚になっている人たちが多くいらっしゃるのではないかなと思います。
みんなとの思い出を安心してゆっくり語りたかった人もいたでしょう。
みんなが再会できる確率が高いのかもしれませんが(低く見ているわけではない)、
「中学校から高校へ」、あるいは、「高校から大学へ」というかたちなどは、
「私たちには、なぜか節目(区切りだったかも)というものが大事なようなのです。
それをちゃんと経験するということが大事なのです。」
ともに祝い、ともに泣き、ということを繰り返してきたのかもしれません。
かけてあげられる言葉は見つかりませんが、
どうやら、悲しんでいてもいいようです。
もしかしたら、心なく「卒業式くらいで」と言われてしまう人もいるかもしれませんが、
どうやら、そんなことないようです。
このような苦虫を噛みつぶすような思いを経たことの後にはきっと、
みなさんの今後がよりよいものとなることを心から願いたいと思います。
卒業、おめでとうございます。