現在新型コロナウイルスによって、
イベントの中止・延期が相次いでいますね。
学校の休校まで要請され、
段階的にやるならまだしも、
生活者の視点のない急な展開に、
本当大混乱が起こっていると想像しています。。
その件に対して、
某A氏は「つまんないこと」という反応をするなど(これは対策をするのは当然、という意味のフェイクでしたね…)、
政府は共働き家庭の方々などの焦りを現時点で理解していないようで、
非常に残念に思います。
経済的損失については、
東日本大震災を超える可能性があるとも指摘されているようで、
もはやこれは災害であり、国難であると思います。
私事の小さなことですが、
私ももれなく、来月にあった2つの仕事が延期になってしまいました。
気持ち的に残念なことはもちろん、
お相手の方々に申し訳ない気持ちもありますし、
フリーの私は「仕事がなくなる=収入がなくなる」にすぐ直結する立場にあります。
私の場合は、相方が働いてくれているのでまだ大丈夫ですが、
そういう状況になくて、
派遣の方や非正規雇用の方、フリーランスの方などは、
本当にまずい状況かと思います。。
インバウンドに頼っていたホテルが倒産してしまったニュースもありますし、
観光業界は特に厳しい事態になっていることでしょう…。
ちゃんと補償がされる必要があるように思いますが、
「観光で稼ぐ」と謳っている政府やDMO関連は、
今後こういう事態がまだまだ起こりうることを想定して、
対策を考えていく必要があると思います。
今回、このような自粛になって改めて思うのは、
ベーシックインカム制度の導入が検討されないかなということです。
ベーシックインカムとは、
簡単に言えば、「すべての人に無条件で、一律に、定期的にお金が配られること」で、
要するに、最低限度の生活を国が保証してくれるということになります。
さらに、自分で稼ぐ分に関してはその分稼ぐことができ、
自分の収入になります。
今回、コロナの問題が深刻になっている、
あるいは、コロナの感染を止められない理由のひとつに、
1週間~2週間であろうと社会が止まると、
人々が生活できなくなるということにあると私は思っています。
たとえば、満員電車になるのは、
その時間帯に出勤しないといけない人たちがたくさんいるからですよね。
「リモートワークにすればいいじゃないか」と言えばその通りなのですが、
それができないところもあるわけで(医療現場や警察など)、
彼らが安心して働くことができるためには、
生活者が無断に外に出なくて済む状況が必要となります。
全員が一律にお金を受け取ることができれば、
仮に自分の働いているところが一時営業停止することになってしまっても
また自分のしたいことを、
自分の暮らしの土台ありきで開始することができると思われるので(そんな簡単ではないかもだけど)、
安心の度合いが違うと思います。
政府が「自粛して」と言っても会社に行く人は、
働かないとお金を稼げないから行くわけですよね。
働かなくても最低限のお金は手に入っているなら、
そうならないわけです。
まだ私はこの制度について勉強不足で、
負の側面をよく理解できていませんが、
このような緊急事態の時に、この制度は強いと感じました。
他国は国民に生活費を支払うことを示してくれていますが、
残念ながら我が国では、その公表はまだしっかりされていません。
自粛要請をするなら、それによって生じる生活の保障(受け皿)とセットで出されるべきであり、
緊急事態にそれができそうにないことが今回露呈されたので(政府の力量ということもそうですが)、
これを機に、人が最低限度は生きることが保障され、
同時に、自分らしく、自分の楽しいことで稼ぐことができる仕組みづくりが検討される必要があると思います。
その仕組みが整えば、
今後も起こりうる緊急事態にも強く、
かつ、自殺率も低くなる国に近づいていくのではないかなと考えます。
(このままでは自殺率も高くなると思います・・・)
みなさんも(そんな状況にない方も多いかもしれないので、そういう方は落ち着いてから…)、
今回のことを、
これからの保障や生きやすい社会について考える機会にもしてもらえたらなと思います。