4/26(金)から28(日)まで銀座・鳩居堂画廊で行われた「第24回 房仙会書展」には400名を超える方々にご来場いただき、誠に有り難うございました。
振り返って今回気付いたことが、直接ご案内をした方も、そうでない方も、昨年、来てくださった方の多くが、今年も来てくださったこと。
この書展のリピーターとなり、楽しみにして、足を運んで観に来てくださること、有り難いですし、
来てよかったと思ってもらえるよう、来年も頑張るぞ!と思います。
今年、私は2つの作品を出展しました。
一つは、藤原行成の「升色紙」を「関戸本古今集」風に書くというチャレンジです。
房仙会の中で仮名を習っている生徒のうち18名が参加し、巻子(かんす)に仕上げたもので、
私もその一人、仮名は初心者ながら、時間をかけ、なんとか書き上げた作品です。
もう一つが私個人の作、題材は褚隧良(ちょすいりょう)の『雁塔聖教序(がんとうしょうきょうじょ)』の中から選びました。
「思欲分條析理 廣彼前聞 截偽續眞 開茲後學 是以翹心淨土 往遊西域」のところを書こうと決め、
小筆で楷書を書き上げたところまでで、ある意味、書道としては終わり。
半紙に書いた字を裏打ちしてもらった後は、工作の時間…。
1字ずつカッターで切り取り、裏面に両面テープを貼って準備をし、
正午の位置から時計回りに外周に16字、続いてその内側に8字、中心部に4字、順に台座に貼り付けていって完成です。
台座を円形にしようというアイデアは、先生からいただきました。
が、どのように配置するかは、試行錯誤しながらずいぶん考えました。
フリーハンドなので、バランスの悪い箇所もありますが、それもまた味かな?と思っています。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。