唐の詩人、白居易の『白氏文集』の中の8編の詩を、三蹟の一人、藤原行成が行草体で書いたものを『白氏詩巻』といいます。
その8編の中から選ばれた2~6字の臨書をするのが、今年度の書道の提出課題です。
1月号の競書誌が届いたので、新年早々、習う字について調べてみました。
1月の課題「新興兩俳佪」は、『和河南鄭…』の詩の中の字ですが、「照書巻」と「有詩人」を書いたので、この詩からは3度目の出題になります!
第一印象は、「新」の最後の棒がとっても長い、「兩」は原形をとどめていない、「俳佪(はいかい)」がどちらもにんべん(普通、徘徊はぎょうにんべんですが…)。
どんなふうに書くのか、新年のお稽古(オンラインレッスン)が楽しみです!
ちなみに、巻末の2月号課題の予告を見てみると、「知地上有神仙」となっています。
ついに6文字になりますが、こちらは、以前に「殘月」を書いた『晩上天津…』の詩からの出題です。
そうなると、残る3月は、まだ一度も課題が選ばれていない『和韋庶子…』の詩の中から、6字が選ばれるのではないかと思うのですが…、
促席留歓日未曛
遠坊思歸已粉ゝ
無妨接轡行乗月
何必逃盃走似雲
銀燭忍抛楊柳曲
金鞍潜送石揺裙
到時常晩歸時早
笑楽三分挍一分
もしかしたら、選ばれずじまいということもあるのかもしれません。
気になるその結果は、1月末に発刊される競書誌2月号の巻末を見て…ということです。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。