来年4月29日から5月1日まで、銀座・鳩居堂で房仙会書展が開催されます。
私も、そこに出品させていただきます!
房仙会に入門してから、まだ3年目なのですが、房仙会書展に出品させていただくのは、8年連続8回目となります!
今年3月に銀座・鳩居堂で行われた前回の書展で、私は「探驪得珠」という言葉を選び、その行書体のお手本をいただいて、なんとか書き上げました。
この言葉は、会社の創立30周年の記念誌に、父が遺した言葉です。
「たんりとくしゅ」と読み、直訳は、「危険を冒して黒い驪龍(りりょう)のあごの下にある珠を得ようとする(高い志)」という意味です。
父は、 「誰もが歩く安易な道を選ばず、あえて困難な冒険の道を歩んでほしい」と、私にというわけではないですが、ご縁のある方に伝えたかったことだと思うんですね。
それで、今年ですが、「恭寛信敏恵」という五つの文字を書きたいと思っています。
これは、論語の陽貨編(第十七)に出てくる、「仕事をするのに大事な五つのこと」で、その意味を現代風に言うと、
・恭…「慎み深ければ、馬鹿にされない」
・寛…「大らかなら、人が寄ってくる」
・信…「義理堅ければ、信用される」
・敏…「素早ければ、仕事ができる」
・恵…「恵み深ければ、人を使える」
みな、家族や友人・知人の名前に使われている漢字ですが、「信」以外は書いたことのない字です。
新年から練習します。楽しみです!
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。