Vol.2「第5回 音楽熟成全国大会」 | 七田厚ブログ

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社長としての目線だけでなく、一人の父として、自身の子育てについても語っていこうと思っています。
~株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚のブログです~

皆さん、おはようございます。七田厚による「七田眞ブログ」第2回です。

 

どうぞよろしくお願いします。


7/11土曜日、鳥取県の米子市公会堂で、七田眞が会長を務めていた日本音楽熟成協会 主催の第5回音楽熟成全国大会が行われ、私も出席しました。


この大会では、毎年七田眞が講演をしていましたが、今年は新会長兼理事長の杉原弘一郎さんが「モーツァルトを聴くよろこび」と題して、記念講演をされました。


講演の後は、ソプラノ歌手として世界最高峰の評価を受けておられる崔岩光(サイ・イエングアン)さん のスペシャルコンサートがありました。

 
第1部では、「人形の家」「アヴェ・マリア」などの世界の名曲を、第2部ではモーツァルトの歌劇「魔笛」などのオペラのアリアを聞かせていただきました。


私は、初めて生のオペラというものを聞かせていただきましたが、崔さんの喉の奥から次々に繰り出される高音は本当にすごかったです。]

 

それはもう、崔さんの身体全体が楽器になったのかと思うほどで、唖然とするばかりでした。

 

数百人の聴衆の前で、もちろんマイク無しですよ。

 

それはそれはすごい迫力でした!

 

中村文美さんのピアノ伴奏も絶妙で、お二人の素晴らしいコンビネーションもあって、とにかくたいへん感動しました。


夕方6時からは、米子全日空ホテルに会場を移して、記念パーティーが行われました。


そのオープニングは、サイ・イエングアンさんのミニコンサートで、この時には5曲披露されました。

 

拍手が鳴り止まず、アンコールということになるのですが、アンコールの曲は「長崎の鐘」でした。

 

「あぁ、これは昔、父がよくカラオケで歌っていた歌だな」と思いながら聞いていたのですが、ふと、もしかしたら、これは父のリクエストかもしれないと思いました。


後で聞いた話ですが、実は、アンコールは「千の風になって」の予定だったそうです。

 

でも、崔さんが、その時になって、この場の雰囲気は違うと感じられて、急遽、「長崎の鐘」に変更されたため、ピアニストの中村さんが楽譜を楽屋に取りに行かれたのです。

 

やはり、父がイメージを送って、崔さんがそれを受け取られたのだと、私は勝手に思っています。

 

父は、出席できなかったこの大会のことが気になって、その時、来ていたのだと思います。


記念大会は、「講演&コンサート」「記念パーティー」とも満員で、大盛況でした。

 

そもそも、この「音楽熟成」は、杉原さんのお嬢さまが3歳のころからクラシック・バレエとピアノをやっておられて、モーツァルトの曲を聞かせていることが多かったそうで、そのお嬢さまが大学時代、英語の原書をそらんじて言われるのを聞いて、杉原さんは「これは絶対、何かある!」と、ずっと思われていたそうです。


その後、七田眞の著書に出会い、「これだ!」ということで、「モーツァルトの曲を流すことに秘密があったんだ」と、気づかれたのだそうです。


そういう訳で、ご自宅で早速、モーツァルトを流し始められたのですが、奥様が茶道をたしなまれる方で、「お茶には静寂が大事」ということで、それならと、杉原さんの会社、東京印刷の工場のいたる所で、モーツァルトを聞かせることになりました。


結果は、印刷機械の調子は良くなるし、校正もれなどの印刷ミスによるコストは、導入前の7分の1に激減したそうです。


「音楽熟成」は、人間に効果があるだけでなく、機械や物にも効果があることがわかり、今では、モーツァルトの曲を聞かせて熟成したトマトジュース、お酒、バナナ、うどん、ラーメンなど、いろいろなものができています。


パーティーの時に、トマトジュースを飲んでみましたが、本当においしかったです!ちなみに、生産者の方ご自身が、「モーツァルトの曲を聞かせると、どうしてこんなにおいしくなるんでしょう?」と不思議がられていたそうです。


さて実は、この音楽熟成協会の特別顧問をしておられた濤川栄太先生が、今年4月、七田眞が亡くなる少し前にご逝去されたため、パーティーの席で、私が新たに特別顧問に任命されまして、七田眞の遺志を継いで、積極的に、この「音楽熟成」に取り組んでいくことになりました。


しちだ・教育研究所でも、音楽熟成協会の設立以来、「USEN」のモーツァルトのチャンネルから、24時間365日、誰も会社にいない休みの日も、夜中でも、仕事場にモーツァルトの曲を流しっ放しにしています。

 

もちろん、商品の倉庫にもです。

 

導入した年は、「これも、もしかして音楽熟成の成果なの?」というくらい、出産ラッシュで、一時は6人ぐらい(スタッフの約10%)産休・育休を取っていましたが、今年は「え、あなたも、あなたも?」と思うほどの結婚ラッシュです。

 

日本では今、少子化・晩婚化が社会問題となっていますが、音楽熟成は、もしかしたら、その傾向を打ち破る効果があるのかもしれません!?


それでは本日は、そろそろこのへんで・・・。


ありがとうございました。

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