ジュエルペット制作会見に見る声優事情 | アラサー、サッカー、オタク。

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misonoさんの発言の裏にあるものをいろいろ考えてみました。

先日、とあるアニメ番組(あにむすだったかな…)で、この4月から始まったジュエルペットの制作発表の模様を見る事が出来ました。

そこでmisonoさんが
「私だと思わないで、アニメを見てください!」
という趣旨の発言をされていました。

何もしらない人から見たら、意味がわからない発言に聞こえます。
だって、アニメを見ている分には中の人の演技の良し悪しは判断出来ても、その声がどんな人か、までは気にしない可能性が高いからです。
特に幼児向けアニメはその傾向が強く、幼い子どもたちはキャラクターは愛しても、声優さんの存在を意識していなかった方も多いはずです。

ただ、misonoさんの発言はアニメを誰が演じているか、声優さんに対して見る側の意識が高いことを踏まえてのものだと思います。
一人のアニメファンとして、最近の声優さん事情について、考えてみます。
なお、misonoさんの発言はそのきっかけに過ぎないので、以下話題には出てきません。

最近の声優さんは大変です。
演技以外の要素が評価に多分に含まれているからです。
ルックス、トーク力、歌唱力などなど。
キャラクターは二次元の中だけでも、声優さんは三次元で実際にいらっしゃる。
その実際にいる存在に価値があるのは半ば、当然なのかもしれません。

かく言う私も声優さんで見るアニメを決める人間です。
原作を追う時間的な余裕が無く、作品でアニメを見る機会が少ない事と、やはり人の個性が放つ魅力は言葉にしがたい何かを与えてくれるからです。

実際には存在しないキャラクターに、意思をもって声をあてる事で、この世に発現する。
その過程に、その発現したものに、いろんな人の個性が関わる事で魅力ある作品が生まれると思います。

それらを踏まえて、僕が声優さんに臨む事は作品と演じたキャラクターへの深い愛情と、演技に対する執着です。

個人的に求めているのは、同時に他の人の多くが求めていないであろう事は、もっと声優さんが作品に対して、キャラクターに対して語る場面です。
どんな気持ちでオーディションに臨んだのか、どんな気持ちで演じたのか、作品をどう受け止めてるのか。
きっとどの声優さんも考えていらっしゃるであろう事が断片的にしか感じられない事がとても残念で仕方がありません。

幸いにもアニメの書籍などで触れられる機会は少ないながらも与えられています。
そういった機会がもっと増えないかなぁ…と考えつつ、日頃のオタク活動に勤しみたいと思います。

僕の大好きなサッカーもそうですが、声優さんも結果がとても大事です。
ただ、同時にその過程というか、どんな気持ちで、どう過ごしていたのか、とても興味があります。
そこに焦点をあてる事で、一つのアニメに誰かの人生の一部が確かに存在していた事がわかる気がしています。