ガンバ 5 - 2 清水
入場者数、7000人程度。
目の前で選手たちは懸命に闘っていたと思います。
ただ、伝統ある大会の準決勝としてはあまりにも悲しさをスタジアムの光景から感じました。
来年のアジアカップが年明けから開催されるから、例年よりもだいぶ早い開催になるのは仕方ありません。
ただ、それはもっと前からわかっていた事なはず。
天皇杯という大会の格、スポンサーへの還元、選手の大会に対する熱量に対して、ありにも寂しいスタジアムの光景。
Jリーグが始まり、20年以上が経ち、まだまだ経験が浅い、のかもしれません。
ただ、じゃあ仕方が無いとするのには見過ごせないものでした。
正直、どうすれば良かったのかは素人の僕にはわからないです。
ただ、予め決められたトーナメント表をただなぞるだけではなく、柔軟な対応は出来なかったものか。
開催地を入れ替えるだけで良かったのか?
ただ、それだとガンバ、千葉に有利に働いてしまいます。
他の歴史あるリーグではどんな工夫をしているのか、あらためて学ぶ必要があると感じました。
通年制では無くなるリーグ戦もそうですが、試行錯誤があってしかるべきではあっても、運営に対する信頼感が増すような努力が少し足りていない気がします。
試合で櫛引くんが致命的なミスをしましたが、準決勝にしては虚しいスタジアムを表しているようでした。
海外のサッカーがなぜ憧れの対象になり得るかと言うと、ひとつに厳しさがあると考えます。
厳しい環境でも力を発揮する選手の姿が、ファンの心を揺さぶるんだと思います。
櫛引くんの姿勢がそもそも良く無かったのでは、という話も耳にしましたが、あらためて「選手も、運営も」プロとしてどうあって欲しいかを考え直してもいい気がします。
個人的には宇佐美くんが試合後に言った「GKのポジションが悪かったから、自身の2点目が入った」というのは、彼がドイツでしっかりやってきた証拠だと思います。
そんな櫛引くんが年代別の代表GKなんです。
試合を通していろんな不安を感じた試合でした。
続けるのは大変な事。
今はプロ化が進んでいてるように見えているだけかもしれません。
必要な声はどんどんあげて、みんなで日本のサッカーをよりよくしていけたらいいですね。