エヴァってなんか面白いらしい、それがきっかけて漫画を手にとって以来、この14巻が出るまで、こんなに大きなコンテンツになるとは思いもしませんでした。
中学生当時の僕は、主人公が頼りなくて、アスカが可愛くて、わけのわからん力で動くロボットもの、くらいの印象しかありませんでした。
※るろ剣の薫ちゃんが好きだった自分の、対抗馬としてアスカが居たので、ツンデレ好きはこの頃からだったのかもw
ちなみに当時、エヴァの同人ものの漫画があって、その頃から二次創作に興味があったので、僕の原体験の中にエヴァがあるんだと思います。
14巻を読んでて、なんかジーンと来るものがあったのですが、作品を始めよりも理解して、テーマに共感して感動しているのか、長い時間に感動したのか…理由はよくわからずじまい。
でも、この作品はそれでいいんだと思います。
おっきな作品としての枠組みの中で、いろんな受け止め方ができる。
余白を楽しむ、余白を自分たちの想像で埋めるのを楽しむ、いかにも日本人らしい作品だと感じています。
社会現象になり得たのは、古くからの根強いファンがいた事、伝播する魅力が作品にあったこと、何より製作に携わる方も相当の熱量があったからだと思います。
これは個人的な意見ですが、最後は人の温かさだったり、希望を感じられる終わり方なのも大事なポイント。
漫画のラストも、ここでこんな展開描いちゃって、どこかで収集するのかな?とか先を想像するだけでも楽しかったです。
次に公開される劇場版とは世界観は同じでも別もの。
だけど、どこか繋がっていて、パラレルを楽しめる。
長く愛される中で、作品が形を変えて、どんどん大きくなった一つのモデルたり得ている要素がたくさんある気がします。
あらためて、日本人に生まれて、漫画やアニメを堪能出来て幸せだなぁって感じてます。
貞本さん、長い間お疲れ様でした。