イベント Valkyrie Story from RHINE GOLD 雑感 | アラサー、サッカー、オタク。

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ひとつのお芝居に対して、様々な見方があって、それでいいんだっていうのが素直な感想です。
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ネタバレせずに、今日見てきた新感覚、音楽朗読劇

「ワルキューレ ラインの黄金」

について感想を。

僕の率直な感想は、声優さんの力量ありきであるだけの舞台、でした。

声優さんがどれだけ熱量をもって演じても、上手いなぁ、さすがだなぁって感想が出て来て、物語として感動出来ませんでした。

何を中心に作品がつくられたのかわかりませんが、生でトップ声優さんたちの素晴らしい演技が、生演奏をバックに、美しく飾られた視覚と共に聴ける、それ以上の感動の付加価値をつけようとしていたのでしょうか…

とまぁ、僕の中での評価は散々なのですが、見方や評価はきっとそれぞれあるはず。

芸術作品って、いろんな人の目に触れて、いろんな感情を生み出せたもの、一律では無いものを生み出せる事に価値があると思っています。

なので、僕はきっと誰かと見てきたものについて話をして、いろんな見方に出会うべきなんだと思いました。

そこで、僕がこの作品で気になった点をいくつか紹介するので、見られた方、今後映像作品で見る予定のある方は気にして頂ければ、作品の見方が広がるかもしれません。
もちろん、ネタバレしない程度に…

まず、僕は声優さんの朗読をより堪能したかった。
生演奏はあっていい、舞台の仕掛けもあっていい。
だけど、どれもが主張しあって、作品に入って行くことが出来ませんでした。

対比する舞台として、6月に観たあやひーの舞台、私の頭の中の消しゴムがありますが、あの作品は演者が創り出す世界に浸ることが出来たのです。
BGMや、舞台装置はあっても、朗読、を引き立てる為に存在していました。

それがあったからか、声優さんの声に集中しようにも演奏がそれを阻害するように感じたり。
舞台演出が過剰で、朗読の中で展開される世界に入っていけなかったんです。

ここに加えたいのが効果音、SEの使われ方です。
個人的には不要、だと思います。
なぜなら、それを不要とするような演技が出来る出演者が揃っていたからです。
個々の声優さんの存在感に感嘆出来たのは、その方が発するエネルギーがあって、個性があったから。
トップ声優の方々の声だけで、世界を描く事は出来なかったのかな、とか思ったりして観ていました。

推測するに、トップ声優を集めた為に集まって練習する機会などが少なかったのかな、とか見終わった今、考えてます。
数日の順次期間しかないのに、素晴らしい演技を披露してくださった山寺宏一さん。
その方が緊張感もって披露してくださった演技は素晴らしいものでした。
ただ、意地悪な見方をすればそこまで時間をかけなくても、その方の持つ個性、魅力で観客を魅了出来た、とも受け取れます。

最後のはもちろん穿った見方ですが、声優さんからは感じるものがあっても、作品からは何も感じなかった、という事です。

次にもしあやひーが出るなら…行こうか考えてしまいます。
声優さんの生の演技はそれだけで価値があるものだと強く感じました。
それならその方の個性をより感じられる機会を選べばいいのではないか、と。

久しぶりにずーっと難しい顔で舞台を観ました。
受け取れていたかもしれない感情を、Twitterなどで情報を集めながら確認したいと思います。

(´-`).。oO(あらためて、作品を好きになるきっかけについて考えてしまいました。

好きはその時々のメンタルに影響を受けると思うので、今日は作品を受け入れる余裕が持てなかったのかもしれません。

何かとの出会いはかけがえの無いものになる可能性があるので、自分の心の準備、今回だったら作品の雰囲気、舞台について調べておくべきだったかなぁと同時に反省。  

ただ、自分の経験値が確実に増したはずなので、次に活かせたらなぁ、と思います。