<天皇杯3回戦試合結果>
清水2-1札幌
名古屋4-0京都
浦和1-2群馬
大宮2-1湘南
川崎F0-1愛媛
甲府2-1関学大
鳥栖3-1大分
ソニー仙台0-1山形
奈良クラブ0-5磐田
C大阪1-0富山
F東京2-0松本
G大阪1-0徳島
柏1-1(延長)PK11-12千葉
新潟1-2(延長)長崎
横浜FM2-3(延長)北九州
※広島対水戸戦は27日(水)に延期
ここで取り上げたいのはいわゆるジャイアントキリング、と呼ばれる下位カテゴリーのチームが上位カテゴリーに勝った試合についてです。
前提としてサッカーは何が起こるかわからないスポーツです。
なので、実力が劣っていても相手の一つのミスで勝利を掴む事が比較的頻繁に起こります。
だから、それを少なくする、リスクを低減させるのが監督をはじめとするチームを管理する人間の責務だと思います。
もちろん、出場してミスをした選手にも責任はありますが、今回はコーチ陣に注目して、ジャイアントキリングについて考えます。
一番気になった愛媛に敗れた川崎と、湘南に勝った大宮を比べてみます。
川崎、大宮共に前節から10人入れ替え。
監督としては控え選手は戦えるだろう、という判断だと思います。
川崎は首位争い、大宮は残留争いをする中で今後チームの力になる選手を確認しておきたいという意図もあったでしょうか。
ここで両チームの違いは負けない為の保険をどこまでかけておいたか、です。
川崎は小林と大島、大宮にはズラタンがそれにあたります。
結果を見れば、ですがこの保険が勝敗を分けました。
J1が誇る質の高い個性。
それを証明してみせたのがズラタンだった、ということでしょう。
世界での経験豊富なズラタンはその存在価値をしっかり示した、ということ。
そのズラタンと比較するには経験が浅くても川崎の二人も相応の期待があった、ということです。
もうひとつ気がかりなのは、同じく川崎と愛媛の違いです。
どちらも週末から選手を大きく入れ替えて臨んだ試合。
かたやJ1で優勝争いや、かたやJ2の下位に沈むチームです。
結果だけを見れば、川崎は控えメンバーのマネジメントは大丈夫なのか、今後に向けて大きな不安が残ります。
選手を固定して戦う傾向が風間監督にはあると思いますが、他選手との信頼関係はどうなのか、チームとしての一体感はどうなのか、といろんな悪い想像をしてしまいます。
今回は一番身近な川崎を例に挙げましたが、多かれ少なかれ、今回敗れたJ1のチームには間違いなく戦う準備を誤ったのだと感じています。
プロである以上、負けが許されない中でおかした過ちはサポーターに叱責されてしかるべきものです。
今回の敗戦から、どんなリアクションを見せるのか、次節以降楽しみにしたいと思います。
(´-`).。oO(そんな中、セレッソが再開後初勝利。どんな試合でも勝ちは勝ち。
この勝利をぜひ次に繋げて欲しいですね。