おじいちゃんおばあちゃんと一緒に♪ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

介護ホーム
ある おじいちゃんが私のことを
「りんご娘」って言ってたんだけれども…
むすめはちょっと・・・


でもでも、
80歳を超えた大先輩からすれば

私なんて わたしなんて

娘 どころか小娘ー ☆(^0^)/*



今週、介護センターで初めて歌わせていただきました。

お客さまはおじいちゃんとおばあちゃん、
そして介護の先生方。
この歌の会を手引きをしてくださったのは
作詩家の片平あかねさん。
あかねさんも2曲歌ってくださいました♪

何から歌おうか…と迷いましたが、
奈良の夜を歌った演歌『奈良町セレナーデ』でスタート。
この歌は演歌定番のリズムなので、
みんなが手拍子してくださって盛り上がりました。
この後も演歌を多目に、いつもと違った選曲で進め、
山口百恵さんの『いい日旅立ち』で中休み。

そうして、緊張の楽曲を歌いました。
母親を介護する男性の心情を歌った『車椅子の母』。
この日、車椅子に座っていらした方が2人おられました。
いったいこの曲がどう響くんだろう…?

「早く良くなって孫にも会いたい~♪」

三番を歌い終わったとき、
場内を見渡してみると・・・
どの曲よりも、拍手多し!
居眠りしていたように思えたおじいちゃんも、
ムクッと起きてパチパチしてる!
真剣に聴いておられたのですっ!
『車椅子の母』はやっぱりええ歌…♪
ということが確認できましたっ。

最も拍手が多かった曲は、やはり!
『りんごりんごりんご』。
この日も頭にりんごを乗せていましたから、
場内は「りんごりんごりんご♪」と大盛り上がり。
「もういっかい歌って」と言ってくれた おばあちゃんもいた!

『りんごりんごりんご』は簡単なメロディーで、
すごく単純な歌詞が繰り返されるから、
覚えやすいんですよね。
特に子どもちゃんにウケが良いんだけど、
おじいちゃんおばあちゃんが楽しそうにしてる姿は
子どもたちのソレとそっくり同じでした。

最後に『明日へ羽ばたこう』を歌ったあと、
アンコールをくださって・・・
「『りんごの唄』を歌って!」
これは私の持ち歌の『りんごりんごりんご』のことではなく、
並木路子さんという方が、
戦後すぐに歌っておられたという曲。
私、歌えるんです、これ。歌詞も覚えてます。
ところがその日、私のiPhoneは、
YouTubeにどうしてもアクセスできす、
その歌のカラオケが取れなかったんです。
自分の持ち歌はすべてカラオケ音源の自前があるんですけど、
カバー曲はそういうわけにもいかず、YouTubeに頼っています。
だから、電波状態が悪いときは困りますね…。

止む終えず、アカペラで『りんごの唄』を歌ってみると、
どうでしょう♪ みんな一緒に歌ってくれました♪
やっぱり知ってる歌を大きな声で歌いたいんですね。
はい了解! 次回、みなさんにお会いする時は、
だれもが知ってる唱歌を歌えるよう練習しておきます♪

毎月は厳しいけれど、
2ヶ月に一度ぐらいは介護センターで歌いたい。
私のような“ポッと出の歌手"でも、
あんなにも喜んでいただけるのなら…そう
「人の役に立っている」ことを肌身で実感できたんです、
このことが私にとっては感動だったんです。
そうしてまた、子どものように喜んでもらえる、という事実が、
うすら哀しくもあったんです。

「老い」

そして

「死」


生まれて来た以上、誰もが平等にある未来。

自分自身のことを思うと同時に、
私の両親のことも思うから、
もう目が熱くなってきた。


今年は戦後70年の節目と言われてる。
介護センターで出逢ったお年寄りたちは、
この国が焼け野原だった時代、
はたして『りんごの唄』から希望を得たのでしょうか。
そうして、今この時代に『りんごの唄』を聴いた時、
何を想うのでしょうか。
もしかしたら今年、世界が激変しようとしていることを、
“りんごの唄世代”は直感で分かってるんじゃないか、
そんなことすら考えてしまうほど
無邪気で清純な笑顔があそこにありました。

あの日、私は私の歌を聴いてくれた
おじいちゃんとおばあちゃんの全員と握手しました。
「がんばるんやで、りんご娘。」
と、ひとりのおじいちゃんから言われたとき、
こそっと心の中で「お互いになっ!」と思っていました。


予定表


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