鍋はコミュニケーションの場
というけれど、
私ひとり鍋でまったく楽しい。
これって変り者?
ひさびさ映画観た。
話題作『ソーシャルネットワーク』をシネコンで。
面白いっ!
っても、面白いのはSNSとか
インターネットで発信している人のみ、
かもしれないけど。
世界最大のSNS「facebook」を
私ゃまだ使っていないけれど、
SNSのmixiには一応登録しているせいか、
(ほとんど使ってないけど)
ともかくこの映画に引き込まれた。
コミュニケーション・ツールのひとつ、
「facebook」を作りあげた天才は
コミュニケーション下手なイモいやつだった、
これ、私は納得なんだけれど、
衝撃を受ける人がいるかもしれない。
でも、ふられた彼女を見返すために、
やっちゃいけないことを勢いでやっちゃった…
これに共感する人は少なくないはず。
「モテたいためのロックンローラ~♪
あなた動機が不純なんだわ~」
昭和の時代、百恵ちゃんはこう歌ったけれど、
オスとしては正常なんだなぁ。
オタクだけど、草食系じゃない。
とはいえ、彼は浮いてる。
見たこともない才能を持つものは、
どこかアンバランス。他人との付き合いが下手。
言っちゃいけないことを言ってしまい、
やっちゃいけないことをやってしまう。無邪気に。
異質な才能は社会に順応できる?
大企業より個人規模でいるべき?
オタクと体育会系イケメンは手を握れるのか?
嫉妬と羨望は紙一重?
世の中は不平等に見えて、実は平等で、
ひとつ手に入れたら、ひとつ手放すものなら、
この映画は不変のテーマを描いてる、とも言える。
でもこの映画が「なう」だわぁ~と思えるのは、
完全な悪者がひとりも登場しないこと。
みんな、ちょっとずつ残酷で、
ちょっとずつ寂しげで、ちょっとずつ共感できる。
そうして、私自身にも投げかける。
「あなたね、
バーチャル世界に すがって生きてるんじゃない?
実は孤独なんじゃないの?」と。
うーん。
私、孤独 好き。
ひとり行動 大好き。
ひとり鍋も楽しい。自己完結してる。
友だち、けして少なくはないけれど、
ある日、孤独死してるかも。だけど、
それは誰にでもあること。
予想外の終わりがやってくるってことは、
誰にでも平等にあるんだし。
とかなんとか、
腹くくってるところがある かもなぁ。
冒頭の主人公と“彼女”の
ちぐはぐで噛み合ない会話、
これが全てを物語ってると、
見終わった後に気付く。
そしてラストの主人公の
なんともいえない憂い顔に、
人間らしさが表れていて、観てる方は救われる。
これが実在の人物と一致するかどうかは別にして。
脚本! 演出! 巧いなぁ。
現在の裁判と過去の繁栄が同時に進行し、
はたしてどちらが「なう」なのか、
混乱させられるところが「なう」な感じ。
双子のイケメンがCGだということ。
これにはびっくり。ひとりのイケメンを、
CGで双子にしてるらしいが、
恐いぐらい よく出来てる。
CGのキモさ。
この映画のもうひとつの主役かとも思う。
●『ソーシャルネットワーク』サイト
高の原ワーナー・マイカル・シネマズで観賞
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