名栗ワークショップを体験! |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

日曜日、藝育カフェ「sankaku」さんで、
「名栗の額づくりワークショップ」を体験しました。
名栗、それはマロン!
特に丹波の栗は美味しくて…
じゃなくて、名栗(なぐり)とはコレ!

どん♪
◆ cinemazoo-名栗登場
「sankaku」さんの外壁に現れた名栗。
アップで見てみましょう。

◆ cinemazoo-名栗アップ
六角形の角材に、削り痕が入っています。
これが日本古来の伝統技法、名栗です。


もう少し詳しく知っていただくために、
「sankaku」さんのサイトから、
名栗職人・橘明夫さんのプロフィールを転載します。

橘明夫は今では全国で数えるほどになってしまった名栗(なぐり)加工を専門とする橘商店の四代目。先代である父から伝統の技を継承しようと日々精を出す、まだまだ駆け出しの名栗職人です。名栗とは、角材や板にノミ等で独特のリズムの削り痕を残す日本古来からの加工技術のこと。古くから日本建築で門扉や垣、濡れ縁、腰板の装飾として使われています。つづきはこちら


2時間余りのワークショップで
指南役を務めてくださったのは、
もちろん、この名栗職人・橘明夫さん。

参加者は大人から子どもまでと幅広く、
和気あいあいの楽しい時間となりました。
◆ cinemazoo-名栗素材
橘さんが用意してくださった名栗材。
これをコルクボードや木板へ
好きなように貼っていきます。

◆ cinemazoo-巨匠完成図
完成した私の名栗額。
隣にいた天才児に刺激を受けつつ、
趣くまま作ってみたらこんなん出来ました。
とりあえず入れたのは「五想庵」のチラシ。

なんと、これ。
$◆ cinemazoo-脱着可能
脱着可能なんです。
2通りの使い方ができるわけですが、
意図して作ったわけではなく、
なんとなく気付いたらこうなってました。
秋に「五想庵」を再開した折には、
みなさんに見ていただけるかと思います。
さて、何を額に入れようかな。

◆ cinemazoo-みんなの作品
他の参加者さんの額です。
ともかく子どもが作った額はことごとく、
実用性を無視していて、実にアバンギャルド。
私はどこか「使えるように無難に」作っている…。
脱帽! 子どもの感性に!

額づくりが終わった後は、
お楽しみのおやつタイム。
◆ cinemazoo-おやつ達人
大喜びの子どもたち。
「おやつと額作りとどっちが楽しい?」
ときいてみたら、全員が
「おやつ!」って。…実は私も?

この日の「ごほうびおやつ」はロールケーキ。
講師・橘さんのリクエストです。
◆ cinemazoo-おやつ
「sankaku」さんの代表で、
パティシエでもある あやさんのお手製です。
ふわふわと美味しかった。
この日の参加費は材料費とおやつ込みで¥2000-。

おまけ。
◆ cinemazoo-ペンたて
名栗材でペン立ても作ってみました。
木材に付いている名栗跡が、
柔らかく影を落としているのがいいな。

このワークショップの様子は
橘さんのブログにもレポートがあります。
こちらへどうぞ♪


ただいま「SANKAKU」さんでは
橘明夫さんの名栗展示「僕はナグリたい」を開催中。
おすすめの展示です。14日(水)まで。
ぜひお出かけくださいね。
なぜなら、名栗という加工は、
日本から消えつつあるんだそうです。
あまりに もったいない!

それにしても何故、名栗には
栗という字があてられているんでしょう。
おもしろいなぁ。名前の由来を想像すると、
新しい寓話が生まれそう。

最後に本音を書くと、
ワークショップに参加すれば、
私もナグラせてもらえるのかと思ってました。
ノミを片手に木材をザクッ! なんて、ね。
でも考えてみたら、伝統の技を2時間やそこらで
体験できるわけないよねぇ。
用意いただいた名栗材を使って、
世界にひとつの額ができただけで幸せです。


ちなみに私のパステル画も
ワークショップでの体験は絶対に無理。
私に教えるだけの自信がないのと、
いつも気持ちにまかせて描いているため、
正しい描き方というのが ないからなんです。


クローバー 橘明夫さんBlog「あきおのなぐりがき」

クローバー 藝育カフェ「sankaku」さんサイト
『僕はナグリたい』は14日(水)まで開催中。

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