死 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー


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『死 再生の並木道』
~開催中の「ヌード」展にて展示中~
実際はカラーですが、ここでは単色にしています


アートラッシュ企画『ヌード』展には
制作途中のタロットのための新作も
1点ではありますが展示いただきました。
企画展のテーマ「ヌード」のために選んだカードは
『死』であります。
多くのタロットでは『死神』とされていますが、
私は神という文字を控えたく『死』としました。

死、というと不吉な、
逃れられない悲劇、破滅や終局を暗示するようで
毛嫌いされる向きが多いでしょう。が、
私が捉えているタロットの「死」は
それまでのことを一旦終わりにしたからこそ可能な
「再生」の意味が強く、
けっして負の要素だけではありません。

ただ、私が日常使っているタロットカード
「マルセイユ版」が西洋の思想で作られているため、
カードNo.の「13」の数字のみが記され
「死」というカード名が記されていない点に共感し、
私も番号のみを記すことにしました。
やはり、「死」という言葉を見た時、
人は良い印象を抱くことは少ないでしょうし、
私も この点を配慮した結果です。
そもそもカードNo.である「13」は
西洋においては不吉な数字とされてますし、
この表記だけで充分だろうと考えました。

絵の背景とした西新宿の場所は
私の家の近所の並木道で、季節は春を待つ冬。
葉っぱを全て落とした並木道を通る時、
私は冬という季節が、
リセットの時であると感じるのです。

『死』を描いたことで
大アルカナとよばれるカードにおいて、
私が未制作なのは 、あと4枚となりました。
『正義』『力』『戦車」『宇宙』!
もう少しで22枚が揃う! さぁ気合いを入れて~~~
何がなんでも今年中に22枚の絵を完成させるどーっ!

ちなみに。
22枚のタロットカードで私が描こうとしているのは
「都会の神秘」であって、けっして、
「占いのなんたるか」ではありませぬ。
といっても私の絵が他人にどのように解釈されようとも
それは自由勝手であって、
作り手の私が関知できないなんてことは
重々分かってる、でも、ちょいと但しはつけておきたい。

そう、私は「占い」を表現しているわけではないのです。



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11月5(月) まで代官山アートラッシュにて開催中!

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