Ｔシャツと夏

In Summer

Ｔシャツ制作は面白い。
Ｔシャツが好きだ、ということもあるけど、
それ以上に夏が好きだから。
夏はＴシャツが もっとも似合う季節、
どの季節よりも原始的な格好でいられるのがいい。

洋服をデザインしたり、モードを開発したりなんて、
少女時代に憧れたことがあったし、今でも、
自分の好きな洋服を作れたら⋯と思うけど、
かなしいかな、ちょっとキツイ。
でもＴシャツならそれができる。

ブカブカのＴシャツ、ピッタリのＴシャツ、
短いやつ、長いやつ、婦人用、男性用、
Ｔシャツといっても 色々色々色々あるけれど。
「こんなＴシャツがあったら即買いだ」
などと、自分本意な洋服を作れるのは、
めっちゃくちゃたのしい。
消費する側ではなく、提供できる側にいたい、
たぶん、これが私の嗜好の80％。

1996年に「SUMMER」というタイトルの作品展を
青山のギャラリーで行った時、こんな詩を書いた。



太陽ガ　フル回転　シテ　目ニ　シミル。
空気ガ　スコシ　動イタダケデ　ホットスル。
ビルガ　マブシイカラ　汗ガ　ニジム　カラ
裸ニ　ナレル　カラ　夏ガスキ
キット　誰ノ　心ノ　中ニモ
ソンナ夏ガ　キット　メグル。



さぁて、今年ももうすぐ夏がやってきます。
体調十分、準備ＯＫでしょうか？
万端な方も そうで無い方も、
本番前に5*SEASONが創った夏服、
よかったら見てやってくださいな。
今年は『Ｔシャツ展』のために3点のＴシャツを創りました。

↓ケロ語を話す「赤ずきんカエル」
ついにテキトーなケロ語まで作ってしまいました



真緑のＴシャツを含む
3点のＴシャツを紹介したアルバムは こちら
3点のＴシャツの各仕様とお価格を
写真でくわしくご覧いただけます。

私が着てみて一番似合ったＴシャツは意外にも、
「HANA」というワインレッドの女っぽいＴシャツでした。

でも、Ｔシャツ制作は確かに楽しいんですが、
作り終えたとたん、紙に絵を描きたくなった。
「あーやっぱり、紙にパステルで描くのが一番や」
んーこれってなんか、旅行から帰ったオバサンが
「あーやっぱり家が一番や！」
と家に あがるなり口にするのと似てますなぁ。
つまりそう、そうなんですね、マンネリ化防止のために
「絵を描く」以外の表現が時に必要なんでしょうね。
あ～夏バンザイ！！！ ハラショ！ 5*SEASON！






◆5*SEASONが参加する「Ｔシャツ展」
東京・代官山アートラッシュ・ギャラリー
TEL 03-3370-6786
●企画展の詳しいお知らせはこちら

しっかし次の「ブルーボトル展」どうしょうか、
なんも策なし、知恵もなし、ただ閃き待つばかり⋯。