「しろ しろ こいこい」
小1のころ、
「こくご」の教科書の一番最初に載っていたのは
『しろのおはなし』でした。
そろそろ、そこかしこで、
年賀状受け付けのチラシや
ハタハタするノボリを見かけるようになりました。
早いもので、もうすぐ11月。
そう、今年も年末、年賀状の心配をする季節。
とはいえ、イラストレーターの年末はもっと早く、
だいたい8月あたりから、
年賀状のお仕事の依頼がやってきます。
5*SEASONもイラスト屋のハシクレですので、
例年通り「賀正イラスト」をいくつか描きました。
ただし、〆切りを大幅にずれた今月ようやく、
ヒーヒーいいながら⋯という注釈付きで。
その中のひとつが↑上のアレで、
来年の干支はイヌなんですねぇ。
ニッポンの正月にはニッポンらしく日本犬をひとつ、
ということでシロをアナログではなくイラレで。
イラレ100パーセント=デジタル満点
で お仕事をするなんて、
CGギライの5*にとってはこれが初めてのこと。
今年はなんだか、
豆本制作やら他のお仕事との兼ね合いで、
時間がとれないための苦渋の決心だったわけですが、
いやぁ~楽ちん。楽ちん。
あっという間に出来ますね、
実に合理的な画法です、イラレ=デジタル。
「お仕事」というか「業務」をこなすという意味では、
こういった合理性が正解なのかもしれない。
でも、後ろめたさもあるんですナ。
子どもの頃、年賀状といえば、
絵を描くのが好きだった私にとっては、
絶好の作品発表の場。
出す人全員、その人に合わせて
一枚ごとに絵柄を変えて出したものだった。
合理性かぁ。
ああ、遠くへきたなぁと しみじみ思ふ。
●home