なめらかにフィルムが快走する。
映画館で映画を観るって、こんな気分。
昨日の記事の『SW3』を観たのは、
立川にあるシネコン『立川シネマシティ』さん。
そう、ルワ会を応援くださっているところで、
ルーカス作品を観るにはピッタンコの好環境とのこと、
せっかくだから この機会に⋯と行ってみたのです。
なるほど~ 音響もシートの座り心地も、場内の雰囲気も、
きちんきちんと整っているクリーンな映画館でした。
あのスペースで『ホテル・ルワンダ』が かかったら、
そりゃぁ もう嬉しいさ~。きっと、
ルワな人たちも、
テリー・ジョージも、ドンもソフィも大喜び!
そうなるよう、ルワな運動が
これから先、もっともっと盛り上がりますように。
ただ、ひとつ気になったこと、
それは立川って遠いなぁ、ってこと。
ただし これは新宿がテリトリーの私にとって、
という注釈付きですが。
未知なる土地・立川。『SW3』を観るべく
はりきって家を出たのは いいけど、
片道450円、往復900円⋯
とおっ!
と、JR150円区間で生存している私は
切符を新宿駅で買った時点で
旅行に行くような距離に くじけそう⋯
けど、ともかく中央線快速電車に乗って、
立川までガタゴト揺られて45分。
快速で45分か~、やっぱ遠いわぁ⋯
などとブツブツ思いながら、車窓を見る。
ガッタタン、ガタタン~~!
オレンジ色の電車に揺られ、
じわじわと都心から遠ざかっていく。すると
そのうち気分はおだやかに、そうして、
いつしか私はタイムトリップした⋯。
飛んだ先は京都。
私は まだ18の専門学校生で、
映画というものが もたらす感動と、その面白さに
ようやく目覚めた頃だった。
なのに哀しいかな、実家のある町には映画館はなく、
映画を観るため私は、
はるばる電車に乗って京都市内へ。
ガタン ゴトン~ガタン ゴトン☆
電車は当事、 まだ単線で、
今なら20分も かからないだろう短い距離を
一時間近くもかけてノンビリ走った山陰線。
ああ、なつかしいな。
映画を観るのが「一日仕事」だったあの頃、
着いた映画館のシートに座ったとき、
私はドキドキして暗くなるのを待ったもの・・・
遠いと思われた立川だった。けれど、
旅情を抱いた後に観る映画は
記念樹を植えるような感覚に似て、
格別の想いをくれる。
だとしたら近い将来、必ず公開されるであろう
『ホテル・ルワンダ』を立川で観たなら、
スーツケースに詰まり切れない感動を得られるはず。
というわけで、
『SW3』を観た『立川シネマシティ』さんに
かなり親しみを覚えた遠出となりました。
●立川シネマ・シティ&シネマ・トゥー
●『ホテル・ルワンダ』の公開を求める会サイト
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