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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

憲法手帳


先日、京へ帰った時に
偶然 手に入れたフリーブック『憲法手帳』。
井上ひさしさん、大江健三郎さんらによる
「9条の会」制作。蛸薬師通を歩いている時
フラリと立ち寄った小さなギャラリー、そこでは、
『平和』をテーマにした作品展をやっていました。
その場にいたのは僅かな時間でしたが いい時間でした。


涙が出る。
ひょいと手に入れた『日本国憲法』に目を通すと、
なぜだろう、涙があふれて止まらない。
阿呆かもしれないが、
5*SEASONには もう泣くか
祈りに似た絵を描くしか手立てがないのだ。

日本国憲法前文、そして第9条を読む。
感動する。あまりに胸が熱くなって、
涙がポタリと落ちる。こんなにも
素晴らしい理想と信念を持った国に暮しながら、
何故、私は『ホテル・ルワンダ』という優れた映画を、
映画館で観ることが叶えられないのだろう。
こんなにも平和を維持することの素晴らしさを
きちんと言葉にしながら、なぜ、
これを変えようとするのか。なんと愚かな。

小泉劇場という怪しげな箱で、
小ネタをもらって喜ぶのも良いが、
マスコミも選挙権をもつ日本人も今一度、
我らが理想を噛みしめてはどうだろう。

そこで、日本という国の理想を以下に書き留める。
ゆっくり、じっくり、落ち着いて、
静かなこころで読んでみて。
きっと、映画『ホテル・ルワンダ』が
日本では当たらないなんてこと、言えない。

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日本国憲法 前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。それは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令および詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。

第九条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】
(1) 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(2) 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

      こぶりん
   5*は9条をこの国の宝だと思う。

★『ホテル・ルワンダ』の公開を求める会サイト



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