『ホテル・ルワンダ』を映画館で観たいわけ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

ただいま上映中

しっぱ~い! スクリーンが
いかに大きいかを伝えたかったのに、
ンダちゃんの大きさが明確でないので、
かえって分かりにくくなってしもた。んー、
たとえば、ンダちゃんをキングコングサイズにしたら
スクリーンのサイズは??? ・・・でかすぎ!


絵や物を創るという仕事をしているせいか、
映画は娯楽というより、感動という刺激が欲しくて、
映画館で映画を観るのが好きだ。

だからといって、
映画をDVDやTVで観るなんて もってのほか!
だとは、耳クソ程度も思ったことがない。
家庭にいながら映画が楽しめるのだ、
いい時代になったなァと思う。
たとえば赤ちゃんがいるご家庭や、共働きで
なかなか自分のための外出ができない既婚者、
映画館が近くにない町に住んでいる、などなど、
諸々の事情で映画館へ行けない事情もあろうし、
大勢で観るのではなく、
自宅で ひとりで観るのが好きだ
という人もいるだろう、映画を観る環境も実に様々、
環境を選べるようになったのだ、
実に良きことではないか。
そもそも映画は観ないよりも観た方がいい、
DVDでもTVでもよいし、
可能なら映画館に行けばよい。

だったら、『ホテル・ルワンダ』だって、
劇場公開しないんだったら、
DVDかTVでもいいんじゃないの? という
ツッコミも あってOK。だけど、私の場合は
その考えに頭っから飛び火することはない。
というのも、作り手の想い入れや苦労を想像すると、
可能な限りベストの環境で観てあげたいという
作り手としての同情が絡んでくる。

映画館という異空間で、
何人もの見知らぬ同士が肘を つっつき合い、
時間と場所を ひととき共有することで、
『ホテル・ルワンダ』という ひとつの結晶が、
もっとも輝くよう創意工夫されているのなら、
受け入れる日本の映画界も、
日本に住み、それを観たいと思う私個人も、
作り手の想いに応えてあげられるよう
最大限の努力をしてもいいんじゃないだろうか。
「スクリーンサイズで観てほしい」
という願いの元に創られたのなら、
できる限り叶えてあげたい、と私は思う。

しかも、わずか10年余前の悲劇を、
実際に虐殺があったルワンダへ行って、
きちんと撮影されていることからも、
実に真摯な態度で制作されたと想像できる。
だからこそ、『ホテル・ルワンダ』に敬意を表し、
想いは日本の地でも報われるべきだと
私は唱えたい。最初っから これが、
DVDやTV放映用のために創られた作品なら、
こんなにも劇場公開に こだわるはずもない。

それに私とて、B全ポスターのために描く絵と、
雑誌の小さなスペースに描く絵とは
最初から心がまえも描写も違うだろう。
たとえば、『ホテル・ルワンダ』のフライヤーもそう、
あれがたとえば、駅のホームに貼るような
巨大ポスターだとしたら・・・
もっと違う絵を描いていた・・・
ううん、違うな・・・
あのドン・チードルの絵は、
駅ホームサイズに拡大しても大丈夫、
印刷することを前提にして描いているので、
過剰なズームにも耐えられるし、それどころか、
逆に面白いかも。ということは、
私の絵は宣伝という目的のために描いた、
ひとつの素材でありパーツ。だから、
私の家にあるドン・チードルの原画は未完成。
が、それを額装したなら、新たな顔を持ち、
ひとつの作品として完成するだろう。

『ホテル・ルワンダ』は
もう立派に完成された一個の作品、
ああ、劇場で観たい~。
で、特に都会に住む人間は
それを強く願うのでしょう。
「都会ゆえ」、この話は またいずれ ということで、
つまり、こんな あんなで 今 私は、
「『ホテル・ルワンダ』の日本公開を求める会」の
お手伝いを少しだけさせていただいています。
ふだん、DVDやTVでしか映画を観ないの~、
という方でも、5*の熱意に感動したという方は、
ぜひ署名にご協力くだされ。
署名したから絶対に映画を観なくちゃいけない、
そんな漬け物石みたいに重い会ではありませんよ~。

    こぶりん

お仕事関係の方へ、
B全のポスターのお仕事まってまーす。

★『ホテル・ルワンダ』の公開を求める会サイト
FAQのコーナーが出来ましたよ~!



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