黒澤映画には珍しく、
お姫様が出てくるだけでも新鮮だった。
ショートパンツに太もも露。
あばずれ姫様の可憐な活躍に すっかり見愡れ。
昨日の記事を書いたあと、
しばらく「こころに残る名台詞」のことを考えていて、
ふいに頭をかすったのがコレ。
「裏切り、ご免!」
黒澤明監督の道中モノ、
『隠し砦の三悪人』の後半に、
ことば通り、裏切りの場面に出てくるセリフ。
劇中の悪者がヒーロー側に寝返るとき
それまでの味方へ礼をつくす。
お客は痛快も痛快!
胸がスカーッと すくわれた。
お話は道中知恵くらべ、
男まさりのお姫さまをお守りするひとりの勇者と
凸凹コンビの百姓ふたり。
次々くる危機をどうやってかいくぐるか、
どんな知恵が飛び出すか、
観ていてワクワクしたものだ。
「胸がすくわれる」
こういう感覚、ちかごろ映画館で
あまり味わっていない。
閉息感ただよう、重い映画が多いように思うけど、
やはり争い色が強い時代背景がそうさせるのかな。
そういえば、この映画が元になって完成したのが
ルーカス監督が作った『SWシリーズ -4 』だと言われてる。
今日がシリーズ完結編 (だと とりあえずいわれている)
『SW-3』の公開日。これから『SWシリーズ』を
順々に再観する人も少なくないと思うけど、
その際、本作『隠し砦の三悪人』も一緒に観たりなんかすると、
意外な発見と面白さがあって いいかも。
相方のでこは『SW-3』の前売りを買ったと話してたし、
さっそく初日に観てるのかもしれんなぁ。
お家騒動が落ち着いたら感想を また吠えておくれ。
確か、『隠し砦の三悪人』も観ていたはずの
●コマ犬の相方・でこのブログ