売春窟に生まれついて |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

光景


まっすぐに愛しい人へ向かっていけたら‥‥。


哀しい、悲しい。かなしい。

ブログというものが
情報と情報、感性と感性をつないで、
人の心に波風をたてる場であることを信じて、
ある事実を
ひとりでも多くの人に知ってほしくて、書きます。

先日の『ホテル・ルワンダ』の記事に
トラックバックしてくださっている咲さんのブログを読んで、
思い出した映画がある。
ドキュメント映画『売春窟に生まれついて』。
インドのスラム街を舞台にした実話で、
『ホテル・ルワンダ』同様に、
日本で公開されないことが決定。
いいのか、これで。
「くっそ~! なんとかならんのか!!」
ギリギリ歯ギシリ してるっちゅうねん。

映画の内容は実に痛ましく、まったく、
デート・ムービーではない。けど、
あたしは この映画が伝えようとしていることを
きっちり受け止めたい。

生まれながらにして売春婦になる道しか許されない、
そんな子どもたちがいるってこと、
あなた知ってましたか?

と強くいっているあたしも、忘れてた。
11歳で売春せざるをえない少女を描いた映画があることを
あるニュースで知ったとき、
かなりショックで愕然とした‥‥とはいえ、
それっきり、だんだんと心の奥底に沈んでいった。
けど、『ホテル・ルワンダ』と同じく、
町山さんが ラジオのコーナーで話題にされていたので、
「あ!」と思い出した‥‥のだけど、
あの日はバタバタしてて 番組をしっかり聴くことが出来ず、
番組終了後のネット聴取も忘れてしまってた。
けど、ブログ『tsublog@theatre』に出会って、
『売春窟に生まれついて』のことを もう一度思い出し、
あたしも「映画がダメならせめて写真展を」と
強く、切に願う。

純愛ブームや韓流メロドラマにオンブにダッコ、
これらを駄目だ! と頭ごなしに否定はしないが、
時として「利潤追求」以上に、
人を人として慈しんだり、
思いを分かち合い、情けをかけ合う、
そんな「思慮追求」や、
慈善活動があってもええやないか。

今 すっかりあたしゃ、
『ベルリン, 僕らの革命』のエデュケーターズの気分。
儲けすぎだ!

映画は娯楽として誕生した。
だから、デートムービーに人気が集中して当然。
けど、洪水のように情報が溢れる世の中にあって、
映像だからこそ、大きなスクリーンだからこそ、
しかと伝えられる真実があるのでは?
お金を払って、真実をギュッと脳裏に焼きつけたい、
そういう層は現時点では少数だろう、けれど、
少数が“隣にいる心通じる人”に伝えていけば、
やがてそれは多数になるのだ。

『売春窟に生まれついて』の詳細を『tsublog@theatre』内に
「町山さんの話」として書き起こしてくださっています。
ぜひ御一読を。
●『売春窟に生まれついて』の放送内容

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コマ犬の相方・でこへの訴え
スライムだの、うんこだの、
いつもアホなことばかり言い合っている うちらコマ犬やけど、
たまには社会派として吠えようぞ。
このドキュメント映画の非公開については、
でこの怒りの鉄拳がくらわされるじゃろう。
まずは、「写真展」ぐらいは なんとか開催してほしいなぁ。

●コマ犬の相方・でこのブログ