ここから先がクライマックス！
去年の秋、
あたしったらブロークン・ハートしちゃって
とっても切なかったから、
夜になると ときどき ひとりで泣いたりしてた。
でも、このままじゃいけない、
元気なあたしに戻らなきゃいけない、そう思って、
だから、あたし、
ベランダにチューリップをひとつ植えてみたの、
どうか、ラブでキュートで とびっきりハッピーで
ステキな春が やって来ますようにって、
お空で一番輝いているお星さまにお祈りしながら。
三月になって南風が吹いて、
兎さんと かぐや姫が お月さまでダンスを始めた頃、
あたしんちのチューリップにも変化があったわ。
まだ小さいけれど、待ちわびた蕾が顔を出し、
ああ、いったい どんな美しい花が咲くのかしら、
あたしの胸はドキドキ ドキドキ、
まるで恋する少女みたいに
「チューリップさん、チューリップさん、
どうか はやく あたしに
スプリングマジックを見せてくださいな♪」
って、あたしは毎朝ベランダで お祈りしてた。
そして、今日の朝のこと。
とうとうチューリップさんの蕾が
少しずつ少しずつ ほぐれていくのを あたしは見てた。
まるで それは、かたくなだった、
あたしの心が ほどけていくようで、
見ていると もうもう！ 胸がいっぱいになって、
たとえば そこに妖精や天使が現われたって
全然おかしくないぐらい幻想的で、
そうして、ああ、ついに！ チューリップが
咲いた♪
おめでとう！ チューリップさん！
ありがとう！ 春！
ああ・・・
でも、信じられない！ なぜ‥‥
なぜふたごの おじいさんが‥‥？
チューリップの花が咲いてる間中、
福耳の ふたりのおじいさんが有り難い話を
毎朝、じっくり説いてくれるらしい。
「たるんどるっ！」
最初のひと言は こうで、しかもハモってた。
ああ噂にきく“合掌チューリップ”が、
あたしのところへ回ってくるなんて。
あたしは ふたごのじいさんの前にひざまずいて誓った。
春は短いですけど、その間 学びます‥‥。合掌。
きっと これは「精神的Ｍ」なあたしへの、
天からの贈り物だと思った。
虚ろ映画『合掌チューリップ』完
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はーい！ でこぺんセンセー！ 新たなる疑問でーす、
あのぉ～プリオは なんで、
あんなに人気があるのですか～？
「ぺ」様の人気は納得できても、
あたしは げせません、ノーと言いたい！
ベース顔のプリオ人気！
●プリオのズバリ斬りが
かなりスッキリする相方・でこのブログ