映画『柔ドーナッツ』 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

フライパンで出来るドーナッツ。
お酒も呑むけど甘いものも好きやし~ でも、
さすがに青いドーナッツは食指が動かん。


昨日、チョコレートの話を書いているとき、
ふと、小学校の頃のことを思い出した。
あの頃、あたしは お菓子づくりに興味があって、
甘~いお菓子が登場する本や、
テレビのお料理番組が面白くて しょっちゅう見てた。
ただ当時の あたしの家には、
オーブンという洒落たものがなかったので、
自分で作れるお菓子となると、
フライパンで作れるドーナッツやホットケーキなどの
簡単なものに限られたけど、
そういう自分では作れない お菓子でも、
出来上がっていく様子を見ているだけでワクワク、
とにかく甘いものが大好きで、作るのも大好きだった。
ただ、お菓子はお菓子でも、
あの頃はまだアンコが詰まった和菓子類などは、
見た目に地味だし、まったく興味ナシ!
少女・こぶが夢中になっていたのは
かわいいデコレーションケーキや
真っ赤なイチゴショートにチョコクッキーなどの、
フワフワ系のカタカナ菓子に限定されていた。
まだまだ味覚は繊細な和を受け入れるに及ばず、
何もかも未開発だった『愛のキューティー戦士コブー』。

そんな時代のこと、少女マンガには、
お菓子屋さんが舞台のお話がよく載っていて、
当然、あたしは胸踊らせ、夢中で読んでいた。
ヒロインは、たいてい お菓子屋を開店する女の子で、
お店はクレープ屋さん、ケーキ屋さんやクッキー屋さん、
ドーナッツ屋さん、アップルパイ屋さんなど様々で
作品や作家ごとに設定が変わるところが、
お菓子好きには楽しく、しかも嬉しいことに、
そのお菓子の専門的な知識も知ることもできた。
ヒロインは数々の失敗と挫折を繰り返すが、
やがて お菓子職人として見事に成功、
ひとりの人間としても毅然と自立するという、
いわゆる女性のサクセス・ストーリー。
傷付いたり、挫折を繰り返しながらも、
徐々に上向きになり、やがて夢を叶えた姿に、
あたしは 憧れたり、感動したり、ホノボノしたり。
また忘れちゃならんのが
ヒロインと対立するライバルの存在!
数々の「分かりやすい嫌がらせ」を乗り越えるべく、
ヒロインはアイデアを練りに練って真っ向勝負、
斬新な新しいケーキを開発し、世間をあっと言わせる!


こんなストーリー
最近 まったく流行らんね。

お菓子づくりに限らず、
スポーツでも、音楽でも、なんでもいいけど、
“一人立ちする生き方”って今や時代遅れ、なのか。
考えてみると、女性の自立を描いた映画って、
近ごろはトンとご無沙汰やもんね。
今は純愛ブーム、幸せな家庭とは、人間とは?
ってところかー。
けど、大志を持っている人が あたしは大好きで、
今もって まだ憧れているゆえ、
どんどん熱い女性も作品も増えてほしいもの。
だから今どきの“スイ-ツ・ブーム”に逆流するような、
お菓子のエンターテイメント映画なんてモノも
あったら観てみたい。
たとえば『少林サッカー』のドーナッツ版で、
その名も『柔ドーナッツ』とか?

案外ウケたりして~。
似たようなテイストのマンガ『ガラスの仮面』が、
相変わらず根強い人気のようで、
間延びして出版された最新刊も、
首を長くして待ち過ぎたあまり、
現在 巷に“トグロ首の人間”が溢れてるそうじゃ、
ということは『柔ドーナッツ』はOKか?

以上、セント・バレンタインデーに寄せて。

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相方へのつっこみ本日ぶん
タラの白子はキモチワルイな。
ちょびっと つまむぶんには珍しくてええけど、
前に能登を旅行したことがあってな、
そのとき宿の晩ご飯が海鮮鍋でなぁ、
大皿いっぱいの白子が出て来てギョッてなってん。
宿のおかみは えらい自慢したはったけど、
なんか白子が脳ミソみたいに見えて、
オエッてなってしもた。でこ描いた白子も
グジュグジュしててキモチワルイ~~。
ほれ、でこが牡蠣に当たって
ゲロ-ッとしたブツみたいや…
…キミのブツは見たことないけど、こんなんのはずや。

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