ひとり上映会 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

左:長編の後のあたし 右:短編の後のあたし
長編は瞬間瞬間が焼き付くのに対し、
短編は頭の中に海苔が貼り付いたように残る。
何の話かって、記憶。


8分間のアニメ、
いやはや、どえらいことやった。

『岸辺のふたり』をモーニングショーで観た後、
スゴスゴと家に戻った あたしは、
頭の中で8分間をそのまんまリプレイしてた。
あの日、映画館で2回“観ることになった”こともあって、
8分間という短い時間の全てが記憶に焼き付き‥‥いえ、
短いというだけでなく、このアニメは端的な描写のため、
画面には必要最小限のものしか残っておらず、
だから記憶に残ることは容易くて、
“観たまんま”を脳裏に焼き付けた あたしは、
自由自在に頭の中で3回目、4回目の
「ひとり上映会」をしてしまった。そのため、
想いが 後から後から込み上げて来て、大変な有り様に。
昨日の記事にも書いたとおり、
この短編アニメは繰り返し観た方が“来る”わけで、
その日、あたしは寝る間際まで、
8分間を ほとんど そのまんま再生することができ、
その度に目と鼻から水分がドバドバ沸いて出て、
わしゃ かなわんかったが、一晩寝た 次の日の朝には、
再生力は落ち、8分間は部分的にしか残っていなかった。
あーよかったっ! 忘れることができて!
こういう特殊な上映企画は、今後もあるんだろうか。
あるとしたら、あたしは覚悟して出かけないと。

ともかく 8分。
短編の威力って凄まじい。
たとえば2時間の映画を観たとして、
それを丸ごと再生できる能力なんて、
あたしには まったくもってないわけで、
どんなに好きで楽しんだ映画でも、
いつだって「部分部分」しか覚えてない。けれど、
2時間という枠の中で、特にキラッ☆と光った瞬間、
そこで「なんとも言えない想い」を得たなら、
あたしにとって、それは記憶として残る一本となる。

思うのは、近ごろ やたらに映画が大作志向というか、
巨編嗜好というか、負けず嫌いというか、
ダラ~ッと長々しいものが多いような。
キラッ☆と せっかく光っていたものが、
ダラダラ感に掻き消されて記憶に残らない‥‥
観終わった直後にそう思うやなんて、実に淋しい。
特に、ニッポンのアニメなんか、
頑張り過ぎのオジサンのような大作が近年続いたような、
もっと簡素でいいのではないか。
8分間は別として、もともと2時間とか3時間というクラスより、
まだ映画が白黒だった頃のように、
60~90分ぐらいのクラスが観に行く方は気楽でいいなぁ。
もともと削ぎ落として魅せるというのは
日本人のお得意の表現なんだし、
持ち過ぎた手荷物を、ここらで置いてみたら どう?
あ~なんか、久々に歌舞伎か狂言が観たくなってきた~!

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昨日からブログのデザインスキンを変えてみた。
前のシンプルなヤツが気に入ってたし、
ちょっと残念やけど、画像も全て表示するようになったし、
結果は「良し良し」としまひょ。

マ-ライオンに似てるらしい でこちゃんは、
もうずっとピンクのかわいいスキンで落ち着いてるけど、
でこちゃんの大好きな女優のスキンがあるの知ってた?
ほれ、ここや、ここ ここ、見てみぃ~。
それから、シンガポールのマ-ライオンといえば、
世界3大がっかり名所のひとつらしいけど、
なんや噂ではニューなマ-ライオンが出来て、
そいつの迫力は物凄いらしい。
でこよ! 負けたらあかんでー吐くときゃ勢いが大事や!

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