いよいよ梅雨でしょうか。

 

さてさて、新アトリエの工事は外部工事に入っています。

 

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屋根の出の天井部分のことを軒天(のきてん)といいます。

 

 

新アトリエのコンセプトは「等身大」

 

お客さまがご覧になって「これいいな」となったとき、

 

値段を聞いてガックリとならないよう特別なものを使わず仕上げています。

 

 

とは言ってもすべて廉価なものを使うわけではありません。

 

それだとただのローコストになってしまいますし、

 

世界に一つしかない特別な我が家にもなりません。

 

 

そこで軒天には少し高価なものを使い、

 

外壁材にはごくごく一般的なものを使ってメリハリをつけています。

 

 

 

ただ、技術はどこも惜しみなく発揮

 

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建物の角の部分
 
向こう側が建物の正面になります。
 
木は天然の物なので、いずれ縮みや反りなどが出ます。
 
ただ単に木材同士をくっつけているだけでは隙が開いてしまいます。
 
 
そこで、正面の木材に溝を掘り、そこに手前側の板を差し込んで
 
縮みや反りが出ても隙が開かないように工夫しています。
 
 
 
ちなみに、ビスが荒く打ってあるように見えていますが、これも大工の親切から。
 
通気のための部材を留めるだけですから本来ならビス1本もしくは2本で足ります。
 
ですが、木が反っていたので右側上部2本を打ち足しています。
 
 
たかがビス2本と思われるかもしれません。
 
 
施工するシーンを想像してください。
 
 
通気のための胴縁を施工した。
 
ところが、どうも木材が反っているように見える。
 
反ったまま仕上げ材を施工すると板が溝の中にうまく入らないかもしれない。
 
ビスを打ち足そう。
 
 
こんなことを大工は家じゅうすべての工事に関して常に考えて施工しています。
 
 
 
 
 
早く仕上げることだけを考えていて「ビスを打ち足そう」と思えるでしょうか。
 
「安く仕上げるために精度を気にせず早く仕上げます」と言われて
 
OKするお客さまはいるでしょうか。
 
いないですよね。
 
でも、大工に限らずきちんと考えて施工できる職人さんって少ないんですよ。
 
 
新アトリエは技術面でも等身大
 
あちこちに弊社の職人さんの「腕」が隠れています。