初等教育ロイヤル、おしまい。 | 加藤光大のぶろぐ。

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こんばんわ。

4月8日に「初等教育ロイヤル」が千秋楽を迎えたと思ったら、
4月22日に「ゴリラ〜GORILLA〜」も千秋楽を迎えて、
4月24日に「こっちにおいで、ジョセフィーヌ」の顔合わせがありました。


つまるところ3作品に触れている4月です。
初等教育ロイヤルが終わってから今日で丁度3週間ですが、もう遥か遠い昔に感じますね…


初等教育について、総括ブログを書きたかったのですが中々時間がなく今更感満載ですが、

いつまでも作品は貴方の心の中にあってほしいので、まだ1ヶ月は経ってない今の内に書き納めておきます…


またドバーッと書くのでご容赦下さい。
長いよ。長いからね。
一生懸命書いたの。
また一気に消えるんじゃないかという恐怖に怯えながらも書いたの。
暇すぎて死にそうな人以外は見ないでくださいとかもう言わないから、みんなサラッとでいいから見てお願い。


というわけで、


『初等教育ロイヤル』
http://royal.otonapro.com/sp/


本当に本当に沢山の御出席ありがとうございました。千秋楽は補助席まででて、シアターサンモールがこれでもかってくらいに満席になった景色はとても嬉しかったです。
大千秋楽のトリプルカーテンコール、
最高でしたね。ちょー楽しかった。




初演が2016年11月。
1年半の時を経て再演したわけですが。
いかがでしたか?
小難しい話の作品だったかと思いますが、
トータル的に「楽しかった」が残ればいいなあなんて、小学生に殺し合いさせながら思ってました。

僕はとっても楽しかったです。
相変わらずやりたい放題させて貰ってすいません。

1年生から6年生までの児童だけで26キャラいましたが、それぞれ各学年各キャラクターの個性に溢れていたのは間違いなく今回集まってくれた素敵なキャストの皆様のおかげです。


色んな考察があるこの作品ですが、
お客様が感じたもの全てが正解だと思っていますので、僕はシーンについての断言はしません。人それぞれの価値観で感じ方は変わるので、肌で感じてもらったこと全てが正解です。

なので僕が言うのはあくまでも脚本演出としての立場での答え合わせではなく、一観客目線の感想です。


いろーーーんな要素がぶち込まれているので、
いろーーーんなテーマや考え方が存在していましたが、やっぱり僕は

曇ってみえるくらいがちょうどいいの。
嫌なことまで全部、見なくて済むから。

佐藤さんのこのセリフが今作の最大のテーマだと思います。日本は佐藤さん側の考えを持ってる人が多いんじゃないかなあって感じます。
決して悪い意味ではなく、嫌な事は嫌やん!
そんななんでもかんでも向き合ってたら辛くて仕方ないねん!だけど向き合わざるを得ない事も多いから、そういう時はどうしたらいいかなあなんて悩む貴方の横に、
今作の主人公である「あきよし」のような存在がいたら、心の支えになるんじゃないかなって。
結局最後の決断は自分自身だし、その選んだ決断が良かったのか良くなかったのかは本人しかわからないけど、信頼してる人の言葉で後押しされた決断ってのは、少なからず1人で決めた答えよりも安心感があるよね。


だから佐藤さんは最後に
「ありがとう」って言えたんだと思うんです。


でもあきよしみたいな人って中々いないし、
1人でずっと戦ってる人も多いと思う。僕も孤独を感じやすく、1人だなあって思う事が多いです。

だからこそ、

「あきよし」という存在→僕らの作る演劇→心の支え

という構図で、演劇がみんなの「あきよし」になれたらいいなあってね。

こんなこというと「あきよし」という概念は神のようだ。。 笑


細かいテーマについても述べてたら一生書き終わらないので、
最大のテーマと思われる部分について抽象的に触れてみました。


もう一度言いますがこれは僕の感想です。
この作品に決めつけられた答えは存在しません。


トラベリングがなんなのかなんて僕にもわかりません。なんなら1番僕が聞きたいですよ。知ってるのは中村さんだけです。


初演と再演の違いについては、少し触れておきましょう。
今回新たに書き加えたシーンは主に6年生と3年生山田さん。

逆に削ったセリフはかなり多いです。


田中さん「ねえお姉さん、給食費はちゃんと払わなきゃダメよ?」
高橋さん「それにお姉さんはいつもおかわりもするタイプでしょう?
橋本さん「一言多いわよ…」

etc...



6年生はまず、池田くんが橋本さんに告白するシーン。これ、初演にはなかったんです。
そして回想シーンに6年生として出てくる井上くん。これもなかったわけです。

この二つのシーンを加えた事により6年生の絆が深まってより切なかったですね。
もーほんと6年生は甘酸っぱくて切なくて心がぎゅーってなるよね(マジ観客目線)

あとあれよ、回想シーンのおじいちゃんは新キャラです。僕がふざけたかっただけです。すいません。


そして何より強烈な印象を与えてくれた、
3年生山田さんのシーン。

実は初演では、3年生が殺し合うシーンで吉田さんと刺し違えて死んでしまいます。

今回は加藤くんが身を挺して守り、
校長室に最も近い存在まで上り詰めました。

今回、なんで山田さんを生き残らせたのか。

結果的にバトルロイヤルの勝者は松本くん。
これは初演も再演も同じ。

あれだけ強そうな優勝候補たちがいてなんでお前やねん!という、一般家庭に生まれる非常に一般的で足の短い松本くんがみんなが憧れる校長室への切符を手にした。

そこにとても深い意味があるのではないかと思っていまして。

さらにもう1人、なんもない山田さんがその切符の目の前まで辿り着く。

そしてなんもない2人の最後の会話。

結果その先に、何があるのかわからない。


繰り広げられるバトルの数々はそれはそれは非日常的なファンタジーでありますが、
最終的にそこに残ったのはとても現実的な残酷な社会だったのではないかと。


いやさあ!!!
ほんっっっとにさああ!!!!
生きるって大変なことばっかりだよね!!!!!



最後は雑にまとめましたが、
これもまた僕の感想です。

生きるって大変。
4月に入って3回も風邪引いてます。つらい。
パブロンエースが割と効きます。



それでは各キャラクター毎の感想を一言二言ずつ述べていこうと思います。
最後には僕の好きなセリフです。好きなセリフは完全にファン目線です。つまるところ僕はみんなのファンです。


一年生
鈴木くん、足立英昭
日替わりネタに一生懸命でそのあとのセリフ良く噛んでたね。誰よりも悔しそうにするストイックな熱いやつ(でも噛むな)
「僕のパパは稼いでますからねえ!」

高橋さん、夏野香波
スーパー早口で難しいセリフ言わせまくってごめんね。無感情に人殺す姿は素敵でした(ジョセフィーヌよろしくね)
「この国の上の上のもっと上に存在する悪の組織によってSTAP細胞の存在ごとなかったことにされてしまったらしいの」

田中さん、市川咲
千秋楽では殴られなくてホッとしました。今回も盛大にぶっ飛べて、やっぱり君にはトチ狂った役がとても合ってるよね(ジャンブルドアより)
「幼稚園の頃から仲良くしてやってんだからよお、こっちでも仲良くしようや」

二年生
中村さん、前田佳織里
1番厳しく演出した二年生のリーダー。初舞台とは思えない堂々としたトラベリングをありがとう(結局トラベリングってなに??)
「じゃあまず、トラベリングの説明からしないと…」

小林くん、横田陽介
ぐああああああああ!!!が最高過ぎて他に言うことないです(君の缶バッチが中々出ないんです)
「ぐああああああああああ!!!」

渡辺くん、須田邦仁
全力でやってるのに絶妙にダサい。泥臭いその熱量が少しだけほんの少しだけかっこよかったよ(いつもお手伝いもしてくれてありがとう)
「こちら渡辺くん!避難用トラベリング発射準備完了!!」

山本さん、相澤香純
しっかりしてんだかど天然だかわかんないよ。いつも全力少女(スペ恋の主題歌がCDになったらしいので皆さん買ってね)
「私たちも信じるから、私たちを信じて?」

伊藤さん、三和万亜子
まじ二年生ささえてくれてありがとう。みわちゃんいなかったらトラベリング発射できなかったわ(唯一あまりダメだしのない二年生でした)
「中村さんの…ばかっ!!」



三年生
佐々木くん、登野城佑真
かっこいい面白い小さいの三拍子揃ったイケメン。またはよ共演したい(殺陣が1番かっこいい

「なんでだろうなあ、なんでプライドなんて持っちゃったんだろうなあ」

山田さん、佐藤日向
daydreamが好きな山田さんな佐藤さん。こんな役はじめてだし嫌いにならないでねって言ってたけど超良かったよ(俺は32歳じゃねえ)
「みんなこんなに頑張ったのにね。そんなものかあ。」

加藤くん、遊佐航
リコーダーのシーンを見るのが毎回楽しみでした。言った注文を5倍にして返してくれます(ごめんまじで引いてた)
「ピューピューピューピューピューピュー」
※リコーダーでかごめ吹いてるとこ

吉田さん、山本真夢
ブルマ。稽古中のブルマの容赦ない見せ具合にこれは流石に作品の進行に滞りが出るとのことで止めました(きっとS席最前が鼻血で血まみれになってました)
「うちの佐々木くんに汚ねえツラ向けてんじゃねえよ!」

四年生
あきよし、佐川大樹
いつもありがとう大ちゃんこれからも末長く。あきよしはほんとにぴったりだったよ(駄菓子屋のシーンで遊び過ぎてごめんね)
「俺の経済状況はバブル崩壊だぜ!」


佐藤さん、山下まみ
明るく楽しく元気一杯で佐藤さんとは正反対。体操服に抵抗あったけど可愛くて仕方なかったです(メガネ無くすシーンでよくメガネつけてきました)
「ふふっ、おませさん」


佐藤さん、会沢紗弥
まじ佐藤さん、佐藤さんでしかない、マジ。
会沢さんを体操服にしたことにより会沢ファンから神と崇められております。
(初舞台初ヒロインおめでとう)
「ばいばい…」


山口くん、児玉卓也
初舞台マリア。体育で1とったことあるくらいなのにガッツリ殺陣やったり動きまくってました(ちゃんとかっこよかったよマリア)
「なんか、なんだ、なんだもうそれは」
※稽古中にセリフが出てこないと言います

山口くん、伊藤節生
こちらも初舞台のせっちゃん。土日しか出られなかった事を凄く悔やんでくれたのはとても嬉しいことです(舞台にハマったそうなのです嬉しい)
「肩の凝りが取れないサラリーマンみたいになっちまうぞ」

井上くん、室龍規
みんなのおにちゃあああああん。お兄ちゃん界の鏡、お兄ちゃん史上最強のお兄ちゃん(まじ優しすぎて意味わかんない好き)
「流石の橋本さんもこりゃアホだな」


木村さん、野口真緒
松潤サイコーだったよ。松潤の後必ず「ナイス松潤!」って声かけてました(陽だまりの彼女のお前ブライアン食ったろ見てマジ)
「ねえ中村さん?結局、トラベリングってなんだったの?」


松本くん、山田裕太
いやほんと何でお前が校長室はいったんだよ(いつもバーバリーのジャケット着てますがあれは3000円のぱちもんです)
「そんなものだよ、きっと。」


五年生
斎藤さん、石原美沙紀
前回は謎のバケモンで今回はスケバンな斎藤さん。振付も頑張ってました(ブルマに網タイツは世界でお前しか無理)
「危なかったな、林くん」


清水さん、林千浪
月一で色気増してくる林ちなみ。何故タイツが片方なのかわからないけど絶妙にエロかった(すぐに遊びだすから遊ばないように制限かけてたのでお婆ちゃんで暴れさせました)
「あら、気づくのが少し遅いんじゃない?」


森くん、須永風汰
5年生の裏ボス。彼の機嫌を損ねるとグループラインに入れてもらえません(今はやっと入れてもらえて仲良くさせてもらっていますが次のターゲットは…)
「ひゃははは」
※マシンガン撃つときの笑い声マジホラー

山崎くん、岡延明
ビニール袋の中身について言及してしまうと流石にヤバイので言えません。岡の新境地が見れました(加藤に全く心開いてくれません)
「進学ゼミ小学講座チャレンズィです!」



六年生
池田くん、釣本南
全身全霊全力男子。死に際の告白は熱く儚く涙せずにはいられない(のみいこーね誘ってお願い)
「生まれてくるところも選ばべなきゃ好きなお菓子も選べない、そんな人生なんて嫌だ!」


橋本さん、西本りみ
裏ヒロインの裸足女子。トリプルカーテンコールでは井上くん含めた六年生の缶バッチを胸につけたいと直訴してきましたが危ないのでやりませんでした(代わりにバックにつけてますなんなのそれまじかわいい)
「私まだ何も言えてないよ…」


阿部くん、花塚廉太郎
ツイッターの更新率があがりました。こうだいさん、ツイッター更新しました!って報告してくれるのが嬉しい(俺はマネージャーか)
「この威力はまさかガスガンか!?」


教諭
校長先生、丸山正吾
やりたい放題の最高峰。熟練された経験値から生み出される日替わりネタの完成度の高さには頭が上がりません(千秋楽のしょっぱな噛んだことは一生許しません)
「クラスメイトとは仲良くね」


教頭先生、柳原聖
今作唯一人間ではない教頭。ゴリラとは思えない程流暢に日本語を使いこなし鋭く突っ込みを入れてくれる天才ゴリラ。(数少ない僕のトモダチです)
「ウホウホ」





以上、林くんを除く27名の児童たちと1名の校長と一匹のゴリラでした。

ちなみに林くんの好きなセリフは
「ごめんなさい…」です。
5年生のグループラインにやっと入れてもらえてからも幸せそうです。


あとおじいちゃんとおばあちゃんがいたね。
ヤッターメン配りまくってたね。
大千秋楽はおじいちゃんと死んだおばあちゃんが再会した感動の展開でした。
もうほんとやりたい放題。演出家さんごめんなさい。いや演出俺だったわ。ほんとみんなごめん。



ということで、
これを読んで風化しかけていたしょとろいロスが復活してくれたらいいなあ。笑


DVD楽しみにしててネ。


加藤作品が好きなので!
という声で、最初は○○ちゃんや○○くんを応援して舞台を観に来てくれたお客様が、その次は推しが出てなくともまた観に来てくれたりする事が増えてきてとてもとても嬉しいです。


僕の作品が貴方にとっての「あきよし」のような存在になれたら、幸せです。


世界が平和になるのは多分無理だと思うけど、
少しでも誰かが笑顔になれるように歩み続けることが大事だと思います。

その一つの手段として僕はこれからもエンターテイメントを創り続けようと思います。


なのでいつでも会いに来てください。
僕らは発信する側なのに受診する側のお客様が来てくれないことにはなにも発信できないのです。
僕らの発信を受信して、それを更にお客様が誰かに発信してほしいのです。
そーしてどんどん拡がっていってほしいのです。
こんなに楽しい空間があるんだぜって!
明日からみんなで一緒にがんばろーぜってなれる場所があんだぜって!
だから僕らはずっと劇場で待ってます。




7月は遂に勇者セイヤン新作です。

仮と真で完結していましたが、
ありがたい事に新作が観たいとの声を多くいただけたのと、
いいテーマが思い浮かんだので書きました。


「勇者セイヤンの物語〜ノストラダム男の大予言〜」
7月25日〜29日/CBGKシブゲキ!!





真の再演から丸一年、仮の再演から8ヶ月。
またまた渋谷のど真ん中で壮大なRPGです。シブゲキといえばセイヤンだね。笑
セイヤン役はもちろん佐川大樹。


これで本当の完結です。

もちろん、仮と真を観てない方も絶対楽しめるよう創りますので初等教育で興味を持った方も是非。

仮と真を観てる方は…
こらもうとんでもねえっすよ。ちゃーーんと繋がっております。あーなってこーなってあーなりまふ。

今はまだ言えない。


何故ならまだ一文字も書き始めてないから←


頭の中ではできてんだ。


セイヤンシリーズ完結にふさわしいストーリーが。


とその前に、
五月は演出舞台の「こっちにおいで、ジョセフィーヌ」があります。
Soleilは初日のみ、Pluieは全日いるのでお声がけください。
和久井脚本おもろいで。
こっちもおいでー!






はい。
以上!
最後まで読んでくれてありがとうございました。


また逢おう諸君!!






さらば!





またみにきてね。