私は入院中に病識の無い精神分裂病患者をたったの一人も見た事が有りません。映画やドラマだけの話です。

入院当初は私もそれでしか精神病院について知らないので、入院して3週間ほどは看護師に、

「それでも地球は周っていると言っただけだ」

と伝えました。こんな事をいう患者はさらに見た事が有りません。

 

精神病院に詐病で入院して観察すれば分かりますが、そんな無理な調査を頼める訳もないので、簡潔に説明します。

 

精神分裂病患者の数は、時代や民族を問わず一定数おり、現在では100人に1人とも言われます。つまり日本国民の総数が1億2千万人として、単純に考え120万人もの精神分裂病患者がいることになります。

(私個人としては300人に1人程度ではないかとも感じますが。)

 

日本の精神病院のべッド数は約35万でして、その6割は精神分裂病であり、20万人程の精神分裂病患者が入院している事になるのであり、120万から20万人を差し引いて100万人の精神分裂病患者が野に放たれている事になります。

 

さて、平均的な生活を送る人は通勤・通学で今日何人の人とすれ違うでしょうか?

その100万人の人と全く関わりを合わず1ヶ月生活できたならば奇跡です。

 

1日で1/100の確率で精神分裂病患者に遭遇するとし、下記のように算出してみましょう。

公共交通機関を利用していれば1000人は下らないはずです。

その中に10人精神分裂病患者がいるという事になります。

 

100人ならば63.3%   1-(99/100)^100

1000人ならば99.995%  1-(990/1000)^1000

 

確実に遭遇しています。

 

精神分裂病では知的障害は併発しませんので病識を持たないのはごく初期の段階に限るという事です。病識の無い場合、殆ど「常に」異常な言動が続きます。

例外としては破瓜型の進行したケースです。病識を持つ能力さえなくなります。

 

また、当然ながら、精神分裂病だからといって強制入院を必要とするものではありません。

罪名ではなく病名なのですから。刑事罰でなく医療なのですから。