原神もやることなくなって、「はぁ、つまんないのぉ」とフリーナみたいなことを言ってたら、一体どこで見つけたのか「葬送のフリーレン」(山田鐘人(作)アベツカサ(画))というアニメをアマゾンプライムで配信しているのを知って第1話から一気に見始めた。ものすごくおもしろいというわけではないが、なぜか引き込まれて見入ってしまった。ドラクエみたいなゲームの設定にありがちな「勇者と冒険者たち」とその日常を描いたような内容で、ふと気づいたら一夜明けていた。(徹夜で見てしまったらしい)

 

 

フリーレンはエルフ族の女の子の魔法使いで寿命が長く年も取らない(1000年ぐらい生きてる)。でも一緒に冒険していた仲間たちはやがて年老いて亡くなっていく。エルフ族は長生き故に人間にはあまり興味がなく冒険時代には淡々と仲間に接していた。魔王を討伐した冒険後に仲間と別れてからもフリーレンは魔導書のコレクションをしてむだに日を送っていた。勇者も亡くなって、人間の寿命があっという間に終わってしまうのに、もっと人間や仲間たちのことを心にとめておけばよかったと後悔して、魔導書のコレクションを兼ねて再び冒険の旅に出る。過去と現在の日常とか新たな冒険と新たな仲間の話を紡いでいく。過去の仲間とのやり取りも随所に織りませながらフリーレンなりの心の変化もある。(大雑把過ぎますねw、もう一度見たほうがよさそうですがw) 

ただ、主題歌でYOASOBIの「勇者」の最初の一節がどうもわからない。「長過ぎる旅路から切り出した一節」っていうけど、フリーレンからしたら百分の一の旅路なのに「長過ぎる」ってどういう意味だろう。だって、その直後に「それはかつてこの地に影を落とした悪を討ち取りし勇者の短い旅の記憶」と言ってるんだよなぁ。そうか、長過ぎる旅路はご長寿のフリーレン自身の1000年を超える冒険で勇者ヒンメルとの冒険はそのほんの一節(10年)に過ぎないという意味か。了解w

 

フリーレンが弟子にとったフェルンという女の子も可愛い。フェルンが弟子入りしたときはフリーレンの腰あたりまでしかない小さな女の子だったのがいろいろw成長して今ではフリーレンより背が高くなっている。典型的な思春期の難しい年頃の女の子という感じで、すぐ膨れて怒るので仲間で同年代のシュタルクにはかなり恐れられている。原神に比べたら圧倒的に心理描写が繊細で会話もおもしろい。

 

原神にも千年単位で生きてる仙人とかいるけど、そういった時間経過をキャラクターの設定に何も反映してないので、結局年齢設定なんか単なるスペックでしかなくなる。千年単位で生きてる甘雨が何であんなに初々しいのか全く説明されてない。そこが原神のダメなところ。でもフリーレンの場合は長く生きているということそのものがストーリーの中でも重要な要素として、ものの考え方とかいろいろ繊細に描写されている。中国5千年の歴史がどうのとか中国人は日頃の歴史でハッタリばっかりかましてるから時間の経過設定に対して鈍感になってるんじゃないのか?(言い過ぎかw)

 

私はもともとアニメとかもほとんど見たことがなく(ずっと前にワンピースとか十二国記とかAIRをテレビで放送してるときに見てハマったことはある)、アニメ風の原神はやってるけど取り立ててアニメが好きというわけでもない。

 

原神はやることなくなって飽きてきていて、数日前に螺旋が更新されたので頑張って12-3までは終わらせた。12層が難しくなってるというが、9層、10層はあっけなさ過ぎという印象。☆は11層までは全取りできたものの12層で幾つか落とした。いつもは☆32がいいところなのに今期3月後半は☆34までは行ったものの、相変わらず自分にはキツい。(いつになったら36取れるのやら)でも、ジリジリと進歩はしてるw

 

今来ているイベントの薬剤ポーションを錬金術でつくって売るというものは、ある程度やったらいきなり「営業停止」になってしまった。また言葉を間違えているらしく、営業停止処分になったのではなくて、定休日に入ったようなので、また日を改めれば先に進めるようだ。まあこれはいつものこと。(このイベントをやったところで数ガチャ分の原石が手に入るだけで、外れを引けば何の進展もないわけだけど)

 

原神は手放しで気に入ってるわけでもなく、不満なところも多々ある。でも、まあゲームとしてはそこそこ楽しめていて、今更やめられないので最後までやるつもりではいる。キャラの育成は楽しいしマップが開放されると新たな世界が広がるのも楽しい。ストーリーは何だか大風呂敷広げ過ぎてよくわからんけど、一応最後まで見届けたい。

 

ただ、アニメの「葬送のフリーレン」とかを見てしまうと、さすがにアニメと比較するのは無理があるにしても(原神は所詮ガチャゲーだからねw)、脚本その他も含めて「葬送のフリーレン」のほうが圧倒的に会話の一言一言の密度が濃い。次元が違うというか(褒め過ぎかw)。原神は翻訳の壁があるにしても台詞の多くがクソ面白くないから単なる文字の浪費で、一応は読むようにはしてるけど、ときおりすっ飛ばしたくなる。

 

 

 

この既視感は何だろう。

道路工事のおじさ・・・いや、何でもない