以前IllustratorやPhotoshopの項で、選択の重要性を取り上げました。
対話式のアプリケーションである以上、InDesignでも例外ではありません。
選択が素早くできれば、DTP作業は自ずと早くなるのです。
InDesignは基本的に文字を扱うアプリケーションなので、扱うものはテキストが多く選択の幅も限られます。まずは素早く文字を選択して編集しましょう。
InDesignはQuarkXPressと違って、制限はありますがテキストフレームの外からでも内容の編集ができるようになっています。
フレーム内の文字を一括で変換したい場合、フレームを選択すればカーソルを入れて全選択したのと同じ事になります（ただしリンクしていないフレームに限ります）。
これと
これは同じ。
フレーム内まとめて書体変更。
複数のフレームを選べば、フォントを替えたり、スウォッチで色をつけたり（色を替える場合はパネル上のTのマークをクリック）、段落や文字スタイルをショートカットでかけることもまとめてできてしまいます。
まとめて選んで
色変更
スタイル適用（ショートカット可）
Tマークを選ぶことで、フレームではなくテキストに適用されます。
スウォッチパネルのTをクリックしておけばテキスト以外は適用されないので、このような場合「全選択」だけでテキストのみ色を変えることができ、また、スタイルを当てたりフォントの変更もできます。
全選択して、
色を変えてもテキストだけ。
逆に段落や文字スタイルの編集時にフレームを選択していると、スタイルが上書き適用されてしまうので注意しましょう。