InDesignで月刊誌の表紙を作る2 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

※ここで紹介する方法は、ワタクシが勝手に考えたものです。現在このようなものを作成する仕事をしていませんので、出力までの検証をとっておりません。あくまでも手法ということでご了承下さい。

ちなみに、以前作成していたときはIllustratorの8で画像はEPSで作成していました。KPの掛け合わせや修正時が大変だったことを覚えております。

ではまず、画像からいきましょう。

使用画像はバックの角版1枚です。

補色にKP版を使います。KPの作り方は専門の人に聞いて下さい(ワタクシもよく知りませんのでテキトーに作っています。つっこむとこではないですよ)。

EPSでの配置だとKP用に別ファイルを作る必要がありましたが、InDesignやIllustratorならpsdネイティブファイルを配置できます(QuarkXPressの6以降もできましたっけ?)のでスポットカラーチャンネル使用で1ファイルで済みます。

KPはDIC584を使うことにします。

新規スポットカラーチャンネルからDIC584を選びます。

このとき、チャンネル名はスペースやアルファベット、*も含めてDICカラーの名前と同じにしておきます。
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悟空のアタマがロゴにかかっています。
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角版から一部のみを切り抜く、いわゆる部分キリヌキです。

これもEPSではキリヌキ用の別ファイルを作り配置していましたが、せっかくpsd形式なので、アルファチャンネルを使いましょう。

チャンネルなので、選択範囲をうまくつかえば、悟空のとげとげアタマもカンタンに切り抜けます(解像度や画質にもよります)。
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これをpsd方式で保存します。

ワタクシが以前作っていた方法では4C、KP、キリヌキ4C、キリヌキKPで一枚の画像が4ファイルになっていましたが、この方法であれば1枚で済みます。

ファイルが増えれば修正忘れや貼り忘れなども起こりえますが、これならば、修正して更新するだけです。

キャラクターの集合のようなレイアウトであれば、効率に差が出ますね。