字取り | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

やっとこさ、エキスパート認証の更新試験が終わりました。
次回はもういいかなって思います



さて、試験の中にもあったのですが、日本語の組版には「字取り」というものがあります。

5文字分のスペースに3文字とか4文字とかを均等に割り付けるものです。

InDesignには「字取り」という機能がありますが、ケースによっては全く使えません。

これはフレームグリッドの文字分を取る機能で、テキストフレームやグリッドと違う級数の場合は違う文字取りになってしまうのです。

となると、トラッキング(カーニング)か文字アキ量設定で指定するしかないようです。

原理的には字取りの文字から実の文字数を引いて、間隔の文字数で割ることで間隔の空き量が算出できます。

たとえば、5文字を7字取りするとすると、7-5で2文字分を、5文字の間つまり4で割るということです。

アキ量は2÷4で0.5、トラッキングで500、アキ量で2分アキになります。
※全角=1000(em)

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表にするとこんな感じ(合ってるかな?)。

一見、トラッキング(カーニング)でも文字アキ量設定でも同じに見えるこの字取り、実は大きく異なる部分があるのです(つづく)。