テキストの入稿形態は、仕事によって違うと思います。
手書きの原稿用紙やWordやリッチテキストの属性設定済みのデータ、プレーンテキスト形式のデータなどがありますが、今回はプレーンテキスト形式ということにします。
仮に手書き原稿の場合はルールを自分で決められるので、流し込みは楽になります(打つのはとっても大変)。Wordデータはやリッチテキストであれば文字に属性が持たせられるので、InDesign側で少し修正すれば済む場合もあります。
プレーンなテキストは属性がないので、ある意味単純ですが、書面によってはスタイルなどを全て設定をしていかなくてはなりません。
まず、テキストの中身を見てみましょう。
自作自演ですけどこんなかんじで。
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実際はもっと荒れていることの方が多いかな?
ここで大事なのは、法則を確認すること。
まず、大見出しは「数字」「半角ピリオド」「数字」「スペース」で始まっています。また、上の一行が空行になっています。
中見出しは「数字」「半角スペース」で始まっています。実際には「黒丸数字」「タブ」に置き換えます。
小見出しは「アルファベット」「半角ピリオド」「半角スペース」で始まっています。これも「アルファベット」「タブ」に置き換えます。
本文の基本は、段落先頭は全角下げですが、データでは半角スペースになっていたり、インデントで設定していたのかアキがないものもあります(これは入稿の添付ゲラで確認する必要があります)。
図番号は、執筆時には章の割り当てが無く、図1とか図2とかになっています。
組版時に図1-00のように、「図」と「番号」の間に章の番号とハイフン(1-)を追加します。
数字はテキスト中に全角半角が混じっていますが、和文と数字は4分アキにして全て半角数字を使用します。
欧文も同じ。
ハイフンは全て2分ハイフンを使用。
通常はエディタで整えるかもしれませんが、全てInDesign上でやってしまいます。
ここでは、テキストを整えつつ、文字のスタイルを当てていきます(コンピュータにやらせます)。
せうぞーさん作の正規表現の連続置換スクリプトを一括でかけてしまおうかと思います。(つづく)