パーツの作成 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

昨日の画像抽出の件で、フリーランスさま、mgさまにコメントをいただきました。
とても有益な情報でしたので、後日記事にさせていただきます。


今日はまた架空の本の作成です。

図版と表組用のパーツを作成します。

●図
取り決めは、イラスト類はバックに色アミ10%、写真の場合はアミ無し、共に囲み罫はなし。

図は天地3ミリのアキをとり天地ナリユキ、左右センターに配置します。左右は片段または両段とします(イレギュラーあり)。
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セルの設定でセルの塗りを色10%、天地3ミリアキ、天地・左右センター揃えに設定し、セルスタイルを作成します。構造は以前の記事、表組3を参照。

図のタイトルは、図の囲みから2ミリアキ(セルのアキ量で設定)、図00-00から始まりスペースを挟んでタイトル、という形。

キャプションがある場合はタイトルの下に入ります。

タイトルは12Q、頭の図00-00はゴシックBでタイトル本文はゴシックM。

タイトル行は必ず図00-00から始まりスペースを挟んでタイトルというルールなので、先頭文字スタイルを設定します(ついでにハイフンも2分ハイフンを設定しておきます)。
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キャプションは、ゴシックL、10Q行間2分アキで段落スタイルを設定します。

図用とタイトル用の2つ、セルスタイルを作成します。

片段、両段用のダミーを作成し、写真用に地アミをなしにしたものも作成、回り込みを設定、ライブラリへ登録します。
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●表組
表組はシンプルに、ケイは0.1ミリスミベタ、タイトルは図と同じ形で、位置は表の上で表組と2ミリアキ。キャプションがある場合は表の下に1ミリアキで。
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表本文は11QゴシックL。

各々の設定で、タイトル、地アミ、本文、キャプションの4つセルスタイルを作成。表本文のセルで表スタイルを作成しておきます(表の形状から一発で表スタイルはかけられないので、本文のセルスタイルを基準にします)。
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表組みは大きさがまちまちなので、回り込みを設定したものをひとつ作ってライブラリへ登録します。

●ここで作ったもの
段落スタイル
 図表タイトル
 図表キャプ
 表本文
文字スタイル
 図タイトル先頭
 図タイトル先頭、二分ハイフン
セルスタイル
 図
 図タイトル
 表タイトル
 表本文
 表本文アミ
 表キャプ
表スタイル
 表1
図ダミー
 地アミあり片段
 地アミあり両段
 地アミなし片段
 地アミなし両段
表ダミー
 表ダミー