変数 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

ノンブルやハシラなどは直接入力ではなく、データを一元管理する意味でも変数を使いましょう。

変数というとわかりにくいですが、自動ノンブルやセクションマーカーなどのことです。

例えれば数学で習った、xとかyとかで代入するという方式です。

ページやセクションが変わるたびに入力していると、大量のページであるほど修正に手間がかかります。

これらを使えばダイアログでノンブルやハシラなどを管理できます。

●現在のページ番号とセクションマーカー
ドキュメント上のページは必ずページ番号が決められています。
自動ノンブルにしておけば、そのページ番号が自動的に入力されます。

セクション設定をすれば、セクションマーカーが設定したテキストに変わります。

●テキスト変数
さて、CS3以降ではテキスト変数という機能が追加され、任意の文字や章番号、設定したスタイルの文字なども自動で入力されるようになっています。

ランニングヘッドを使えば、「セクションタイトル=右頁のハシラ」の場合、タイトルを直せばハシラも修正され、また、使用ページの最後にすれば、セクションが次のページへ移動した場合にはハシラも変更されます。

※この場合は、最初はセクション4が適用されていたが、セクション4が次のページに送られ、セクション3をハクション3に打ち直し、自動的にハシラが変わったというシチュエーションです。わかりずらいですね…

セクションで設定するとタイトルの位置によって設定のしなおしが必要でしたが、こちらは自動的に変わります。


ただし、セクションやテキスト変数は、体裁によっては使えない(一部のみ長体とか任意の位置で改行など)ので注意です。

さて、この変数、なにもページものだけに使う必要はありません。

月刊誌の表紙などで「10月号」など数カ所に同じものが入る場合があります。
ここに変数を使用すれば、設定を1文字変更するだけで一瞬で全てを「11月号」に変更できます。
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※InDesignの基本的な操作や機能はヘルプやアドビのサイトを見るか、InDesignの勉強部屋をご覧下さい。とくに勉強部屋は非常に優れたサイトで、わかりやすくワタクシも活用させていただいております。

この場を借りて管理人のYUJIさん、並びに掲示板でご回答くださっている方々にお礼を申し上げます。

ワタクシが紹介するよりも断然わかりやすいので、関連のトピックスがあればそちらへ誘導いたします。