書きかけのままなかなかアップできず、だいぶ日が経ってしまったのですが…
今年も、東海高校の「カヅラカタ歌劇団」の公演を観てきました
参考までに…去年の記事は コチラ
今回は、カヅラカタ初の日本物
そしてなんと、レビューとの二本立て
観る前は、日本物は鬘や衣装、お化粧も違うし、所作も勝手が違って大変だし
その上レビューまでやるなんて、無理しなくていいのに…なんて思っちゃったりしましたが
皆さん、そんな外野の心配をよそに、しっかりこなしてらっしゃいました
主役の竜馬を演じたのは、歌が上手で毎年印象に残っていた生徒さん
(なんとなく、一般の高校生なので、名前を挙げるのは自粛)
歌も上手なのだけど、今回、演技の上手さには目を見張るものがあり
「宝塚の新公レベルに達してるかも」と思ってしまうほどでした
去年タレーラン役を熱演していた生徒さん、今年は慶喜役で、出番が少ないながらも
存在感のある演技をしていました
ちなみに、本家の公演を28回観たという、るいちゃんファンの友人に今回の感想を聞いたら、
「慶喜が『負けっぷり』の歌を歌い終わった後に見栄を切ったところでグッと来た」と言ってました
そういえば彼女、去年も「タレーランがみっちゃんに見えた~」と言っていたなぁ
演技に関して、どの生徒さんも本当によくがんばっていたのだけど、今回は特に
女役さん達が健闘していたのが印象的
色っぽい演技もあったのだけど、どの女役さんも、もう、微笑ましいほどに熱演
私のヅカ友の間では、特にこの2人の女役さんの演技が話題になってました
この写真からして、もうなりきってるのがわかりますよね
去年、あまりの可愛らしさに登場の度に客席から声が漏れていた中学生の元ルーキーも
今年は佐那子役で、高いキーの歌にも挑戦
声変わり前という利点を生かして頑張っていました
そういえば、去年とっても美しい娘役を演じていた生徒さん、探したけど見当たらず…
退部しちゃってたんですね…残念
途中、アクシデント?と思われる場面が二度ほどあったのだけど、慌てることなく
落ち着いてさら~っとやりすごしていたのが印象的でした ←台本通りだったら失礼しました
日本物の鬘は、鬘屋さんの協力のもと、本格的に準備したものだそうで
つけるのも、はずすのも、自分達ではできないので、その都度鬘屋さんに来てもらったんだそうです
本当にお金も手間もかけてカヅラカタの舞台が作られています
ちなみに、慶喜の衣装は、去年のナポレオンの衣装の使い回しなんだとか
そういえば慶喜って軍服着てる ←言われるまで気づかない私
実際の慶喜も、ナポレオン三世と仲が良くて、軍服をもらったんですって!
そんな小ネタも、開演前に顧問の先生が楽しくお話ししてくださいました
今年もプログラムの販売がありました
それとは別に、モノクロ版のものも無料で配られていました
有料のプログラムのダイジェストみたいなものかな~と思っていたら全く別物でした
今年も本家っぽく
去年、観にいらした小池先生にカヅラカタのプログラムを10部ほど渡したんですって
だけど、その後クレームが来なかったので、多分大丈夫じゃないか、と顧問の先生が
おっしゃってました
ショーは、「Joyful!」というタイトルではあるけれど、いくつかのショーから名場面をピックアップしたもの
いつものようなフィナーレ的な短いショーより堪能できて楽しかった
主にショーの前半でトップ的な存在として出てきたのは、慶喜役だった生徒さん
お芝居の出番が少なくて残念に思っていたら、今回ショーで大活躍
歌が上手で、おまけにビジュアルが春野寿美礼さんソックリで、観に来ていた私のヅカ友たちが
みんな「途中から、オサさんにしか見えなかった」って
去年から注目していたけれど、とにかく目を引くし、スター性がありました
次の「Snow Beast」では、男役7人が元気よく踊るのだけど、とにかくカッコイイ
全員本物の男の子たちなのに、ジャ○ーズ系でもなく、エグ○イル系でもなく、
タカラジェンヌ(それも若手)たちにしか見えないところが不思議
お化粧のせいなのかなぁ…
どの子を見ても、「宝塚のあの人に似てる」と言えてしまうような感じ
今年は、特にビジュアル度が高かったかもしれません ←あくまでも個人的感想です
時々、友達と「あの子って、さっきどの役やってた子?これ?あ、違うか…えっ、じゃあだれ?」と
プログラムをめくりながら探すのだけど、本当にわからない
それくらい、お化粧で化けてたってことかしら
「Dear Diamond」では、なんと2階席にまで”慶喜くん”が登場
ちえちゃんと同じ演出で、ラストデイを思い出しちゃった
1階席でも、客席降りが行われてました
あ、そうそう、今年は「銀橋」が登場してました
オーケストラを囲むように足場が組まれていて、ますます本家に近づいた演出ができてましたね
「奇跡~大きな愛のように」では、竜馬を演じた生徒さんが、トップスターさながらソロでの歌唱
堂々と歌い上げていました
残念だったのは、おそらく宝塚でのCDを音源にしてバックで流してるのだけど、
その音と生の歌が重なってしまい(しかも微妙にずれて聞こえる)、せっかくの熱唱が聴きづらい
来年は、その辺りなんとかならないかなぁ…
そして、いよいよ楽しみな「明日へのエナジー」
衣装も、本家に似せてあって、思わず「おぉ~!」と声が出てしまった
若い彼らが元気いっぱいに歌い踊る姿は、とっても良かったです
宝塚では、大階段で黒燕尾の男役さん達が踊る見せ場も、カヅラカタなりのアレンジで
宝塚のショーの見せ場をうま~く構成した、いいとこどりなレビューに出来上がってました
パレードで、最後に登場したのは、”竜馬くん”でも”慶喜くん”でもない生徒さん
(ごめんなさい、どの子かはっきり覚えてない)
↑コメで教えていただきました!中岡慎太郎役だった「ヴィジュアル担当」の生徒さんでした
顧問の先生によると、特にトップを決めずにショーを作ったとのこと
特に2年生みんなに見せ場が作ってあって良かったと思います
そうそう、デュエットダンスでのリフトも、2回くらいありました
思わず拍手
女性が女性をリフトするのも大変だけど、考えたら男性が男性をリフトするのだって
重い分大変ですもんね~
今回、やはり”竜馬くん”と”慶喜くん”の実力派スターが2人もいたのは大きかった
来年はもう彼ら、受験生で引退してて出ないんだなぁ…残念
…と言いつつ、次のスター候補は目をつけてあります
沖田総司役だった、まだ中学生の彼
私の周りでも期待度高し
ショーでも素敵でした
是非来年も活躍してほしいです
終演後のお楽しみ、出演者による「お見送り」(という名の撮影会)ですが、
午後の公演が終わって外に出たら、もう暗い
明かりのついたところに移動してくれたんですが、うまく撮れませんでした~
だけどせっかくなので、一応少しだけ載せておきます…
慶喜&ショーで大活躍だった生徒さんです
ねっ、こうして見ても、オサさんに少し似てませんか?
きちんとポーズまでとってくれました~
絶対宝塚にいそうでしょ、こんな雰囲気の男役さん
皆さん結構ツーショットで写真撮らせてもらってたんですが、私にはそんな勇気がなく
だけど、友達が竜馬くんと撮ってもらいました
「こんなおばさんでも、肩組んでくれたよ」と喜んでおりました
彼は、舞台の上だけではなく、降りてもスターとしてのサービスを知ってますね
そうそう、間近でお顔を拝見しましたが、お化粧がとってもお上手でした!
ホントに、「YOU、新公に出ちゃいなよ」と言いたい(笑)
私は去年に引き続き、今年もサテライト教室での観劇だったのですが、
友達と「下手に2階席から観るより、こっちの方がいいよね~」って去年から言っていて、
今回、応募はがきに「サテライト希望でお願いします!」と書いたんです
そしたらなんと、そんなこと書いたのは私一人だったようで、
終演後に顧問の先生がそのことをお話しされていてビックリ
1階の後方席が当たった友達によると、彼女の席からは役者さんの肩か首から上しか見えず、
役者さんが移動すると、声はすれども幕やセットしか見えず、という状態に…
そして、人によっては、声が聞こえないこともあったそうで
途中、立見席に移動したものの、ずっと立ちっぱなしはさすがに疲れるので、
ショーは席に戻ったけれど、やっぱり顔しか見えなくて、ダンスはほとんど見えなかったとのこと
もったいない~~
ハガキを持っていない方のためにも、別のサテライト教室が用意されていたようだし
もしも来年、「この席では見づらい!」と思ったら、サテライト教室に移動しての観覧を
おすすめします
今回初めてサテライトで観た友達も、「すごく見やすくていいね」と言っていました
…とは言いつつ、今回、ショーではやっぱり拍手して一緒に楽しみたかったな~という
気持ちもちょっぴりあったので、もしかしたら来年、ショーがあったら指定席で見てみたい気も…
ともかく、来年も観に行けますように
ダラダラと長文失礼しました
カヅラカタ歌劇団のみなさん、来年もがんばってくださいね!
楽しみにしています