以前ブログで友人から「心で感じることができない」と相談され、
そのとき私が送ったメッセージの中に「我慢・忍耐」というのがあり、ブログの中でこれについて言及した箇所がありました。
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<受け入れる心=大前提>
↓
<いっぱい考えて悩むこと=ここで我慢・忍耐がいる>
↓
<自分が納得する何か(答え)に辿り着く=気付けばそこにいるイメージ>
「自分で考える」ことが大切であり、たとえ辛くてもシンドくても崩れそうになっても、やっぱり自分自身で考え悩み抜くことに意味があります。答えがすぐに見つからなくても自暴自棄になるのではなく、その答えの見つからない状況を我慢と忍耐で乗り切ってほしいと思うのです。一歩一歩確実に答えに近づいているのですから。
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答えが見つからない状況を我慢と忍耐で乗り切る、とありますが、
これは、ツライツライと思いながら我慢するのではなく、
「信じて待つこと」=「信じて今を一所懸命に生きること」です。
「受け入れる準備ができる」=「心をフラットな状態に持っていく」という第一関門をクリアして、
「考えて悩む」という一番ツライ期間がやってきます。
でも、ここが踏ん張りどころです。
ここで「出し切る」「やり切る」ことが大切です。
そうすれば、次の「自分が納得する何かに辿り着く」=「心で感じることができる」状態が作られやすくなるからです。
この「心で感じる」状態は、これからの人生を生き抜く糧となります。生きる力そのものです。
そして、ここでも重要なのは、「何が大切か」を常に意識することです。自分が楽しく人生を生き抜くために必要だと感じるものはなにか。生きて行く上での信条を日々持ち続ける(意識する)ということは、想像する以上にパワーを発揮します。
そして、その時沸き起こる感情にそっと耳を澄ませてください。
ありがとう、という感謝の気持ち
幸せだと感じる気持ち
うれしいと感じる気持ち
生きていることに感謝する気持ち
自分を信じようと思う気持ち
あきらめないで頑張ろうと思う気持ち etc
いろんな感情があると思います。たとえそれがささやかなものであっても、その小さな感情を大切にしてください。手放さないように大切に育ててあげて欲しいと思うのです。
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私もいろいろな経験をして自暴自棄にもなり、どん底まで落ちたことがありました。人生なんて意味がないと毎日絶望と共に目覚めていました。そこからのスタートはまさに「心で感じる」ための自分との闘いでした。まずは「受け入れること」から始まったのです。しかし、何年経ってもどれだけアドバイスされてもあの手この手でもがき続けても、どうしようもないくらいどうにもならない日々の連続でした。沸き起こる感情といえば、「もうだめだ。」「私には無理だ。」「あきらめよう。」これしかなく、闘いながら諦めながらを繰り返す本当に辛く苦しい毎日が続きました。
そして、社会でいろいろな人に出会い、自分が「心で感じる」ことができないうしろめたさを感じながらも、本当は「楽しく幸せに生きたい」と心のどこかでそう思っていました。自分ととことん向き合う日々の連続です。「引きこもるよりもまずは行動」とよく言われますが、これは本当だと思います。実際に行動に起こすこと(アクションを起こすこと)は勿論、人間の脳は物理的にも体の動きに多分に影響を受けます。運動も含めて体を動かして脳を刺激することは、手っ取り早い方法と言っても過言ではありません。
私も自分が心地よいと感じることを少しずつ行動に起こしてみることにしました。すると「受け入れる状態」が作られやすくなり、プラスの感情が少しずつ沸き起こり、やみくもに悩むのではなく、受け入れる状態を作ってから思いっきり悩むことになったのです。
<受け入れる心=大前提>
↓
<いっぱい考えて悩むこと=ここで我慢・忍耐がいる>
↓
<自分が納得する何か(答え)に辿り着く=気付けばそこにいるイメージ>
最初の「受け入れる心」が大前提と書いてあるように、これがポイントです。心が凝り固まった状態で何も受け入れることができなければ、そこから先へ進むことができません。
何かをしようとするとき、誰かを助けようとするときも、まずは「give」であり「手放すこと」が大切です。そうしてフラットな状態を作り出すことが最初の一歩だと思います。
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最初に戻りましたが、<受け入れる=フラットな心の状態>でこそ、<悩み考えること>に意味が出てくる。そのときに<我慢・忍耐=信じて今を一所懸命に生きる>ことで、<自分が納得する何かに辿り着く=心で感じることができる>のだと思います。
恐れずに、自分を信じる勇気を持って、もう一度聞いてみてください。
「あなたにとって人生で大切なものは何ですか?」
この答えを自分のものにするために、一歩を踏み出しましょう。
きっとあなたの人生そのものになるはずです。
さあ、今日も素敵な力を磨きましょう。