留学ストーリー2 世にも不思議なホントの話 | ぼちぼちいきましょう

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なかなか更新できませんが、
のんびりいきましょう。

留学ストーリー1のつづきラブラブ!



私がイギリスに留学した最初の1年半頃は、

日本人の身元保証人の方の家に下宿していた。



15歳の時、



ある日そのおばさんと台所で、お昼ご飯を食べていた。



ふと壁を見ると、そこに米俵3つの神様が見える。

白い壁に、灰色の影のように、10センチくらいの大きさの。



「ねえ、おばちゃん、米俵3つの神様ってだれだっけ?

打ちでの小槌持ってる神様。」


って聞いたら、  


凄い怖い顔をして

「あんたってやらしい子だね!」


って言われて睨まれた。

私はその形相をみて泣いてしまったほど。



いや、私はただ聞いただけなのに。

と思いながら壁を何度も見るけど、

やはり大黒様が見える。


おばさんには見えないらしい。



話を聞いてみると、家を売るために大黒様に

高く売れるように、朝夕お線香をたいて、

お願いしていたそうだ。



何の宗教か知らないけれど

とっても信仰深い人だった。

無信仰の私が

その神様を私が見たと言って怒られたのだ。




3カ月後、そのおばさんが私達留学生に対して、

詐欺事件を起こしていたことが発覚した。


イギリスの警察の家宅捜査が入ることになった。


私は、事件に巻き込まれないよう、その家を出た。


一時は親より信じていたのに。




でもきっとあの大黒様は、大人を頼りにせず生きる力を

あの打ちでの小槌から私に降り注いでくださったのだと思う。



金銭的には日本に居た親にどっぷりだったが、

精神的には大人になんか頼るもんか!

と覚悟した時だった。



つづくニコニコ



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