二敗目と 舌の根の乾かぬうちに 彼女を床にぶちまけた 床を伝ってソファーベッドにまで彼女が染みている 坊主にしてから久しく使っていないドライヤーを引っ張り出す ドライヤーの風ってこんなに暖かかったのか こんな暖かい風を送風するってことは相当な動力がいるはずだ オレは床に彼女をぶちまけ 要らぬ動力という名の労力を費やさせてしまった やっとソファーベッドから彼女の気配は去り オレは二杯目を飲もうと思う 幾ら女との付き合い方を忘れたとしても 流石に二敗目にはなるまい