本日より新しい会社、3社目にて勤務することとなった。

僕自身にとって2度目の転職となる。


2社目の社風や人間関係が嫌だった訳でもないし、仕事に遣り甲斐が感じられなかった訳でもない。

もちろん、いろいろ仕事上の悩みやストレスはあったが、正直どのような会社で働いていても大なり小なり持つはずと、自分の中で納得できる範囲内だった。



新しい会社、3社目との大きな違いは業界の成熟度であろう。


2社目はIT業界とはいえ、ビジネスはハードウェアがほとんどであり、業界としては成熟しており、限られたパイの獲り合いが中心であった。マーケティングの手法、チャネル戦略などもある程度確立されていた。


一方、3社目ではオンライン広告について取り組んでいくことになる。Yahoo!、Googleなどが存在感を示しているが、市場全体が年率30~40%で伸びており、まだまだいろんなサービス・ビジネスモデルが続々出てきている。バナー広告ひとつとってみても、ポータル中心であったのが、Blog, SNS, 動画サービスなどがユーザ時間を占有するようになり、勢力図が目まぐるしく変化している。また、他媒体(TV、新聞、雑誌等)とのコラボレーションや他媒体からオンラインへの広告費移行も加速している。




転職の動機は、変化の激しい業界で知的好奇心を満たし、自分自身をより成長させるため。


もうひとつ付け加えると、伸びている業界でその時流に乗りたい、という邪な気持ちもあるのだが、はたしてどうなりますやら。

2年余りではあったがとても沢山のことを学ばせれ貰った。


全く新しい環境で信頼を勝ち得ていくのは予想以上に骨が折れたが、一端ペースが掴め周囲のサポートが得られるようになると、仕事がどんどんやりやすくなった。


フラットでカジュアルな組織、とにかく結果重視のカルチャー、前職とは全く違うスピード感、いろんな意味で勉強になったが、格別に自分にとって特別だった経験は以下の二つになろう。


1. 責任と遣り甲斐

よく言われることだが、仕事は責任や権限が大きいほど面白く、遣り甲斐を感じられるということを実感した。比例してプレッシャーも強くなるが、遣り甲斐やモチベーションの上昇の方が自分にとっては大きく、今後も更なるステップアップを目指していく方向性を再確認できた。


2. 本当の意味でのメンター

毎日二人三脚でやらして頂いたセールスGM、および自分の上司、両者のコーチングスタイルは良い意味で今まで経験したことのないタイプだった。両者ともとてつもなくオープンであり、基本的にはオープンクエスチョンを投げ僕に考えさせるスタイルだった。僕自身の良い点、更には足りない部分についてもオープンクエスチョンを投げる僕自身にも考えさせると共に(二人とも大体分かっていたのだが)、足りない部分については2,3点大きな部分を気づかせてくれた。その後も日々の業務に追われがちな僕に対して、定期的にチェックをしてくれた。間違いなく見習うべきマネジメントスタイルである。

お世話になった皆様方に特別なプレゼントを貰った。


メッセージボードの裏に、僕自身の年表がすごろく形式で記されている色紙を頂き、みなの前で泣きそうになった(が泣かなかった)。送別会でしきってくれたHさんが「kntmrを泣かせるのがミッションだったのにー」と言っていたので、「99%は達成したよ」とお伝えした。大感謝!

子どもの将来を考慮しながら、自分の新たなキャリアを決めたスーパースター。ファンからすればとんでもない話だが、家族の幸せを考慮した上でキャリアを検討することは至極当然のことだろう。

シェフチェンコのミラン退団決定的、チェルシーと交渉

次元は違うとはいえ、家族を抱えるサラリーマンも同じであろう。シェバのように「金銭面は無関係」と言い切れはしないが、自分のキャリアと家族の環境などを総合的に考慮し、家族全員が最も幸せになれるように考えていく必要がある。

しかし、子供の語学教育環境を考え英語圏のクラブに・・・ セリエAの不穏な動きにも関係あるのだろう。セリエAから出たいというのが本音なのではないだろうか・・・
「結局転職は成功?失敗?」とよく聞かれる。

いまのところ「自称成功」ということになるだろうか。

認知的不協和理論 」をご存知だろうか?簡単に言うと、自分の決断を正当化したいという欲求になる。

物を買ったときでも、結婚したときでも、会社を転職したときでも、不協和を埋め決断を正当化したいという、同じ欲求が生まれるのである。

正直、転職前後の会社を比較すると、不協和が生じまくりである。マーケット情報や転職エージェントの評価、その他もろもろ、いろんな面から前者の方が良いと言えるのではないだろうか。

ただ、自分のキャリアとなると少し話は違う。新しい職種・環境へのチャレンジ、責任のあるポストへの就任、今後のキャリアの自由度・発展性といった点で、キャリアに大きなプラスになると考えている。

当たり前のことではあるが、どんな会社・職種に就きたいかは、全く個人の好みによるとしか言いようがない。同じような業務に長く携わることによりMotivationを失いかけており、且つ、安定とか退職金とかそういった事に余り興味がない僕には、現職は刺激的で結構気に入っている。

とは言いながらも、やはり結構つらい。一般的には好まれる安定して楽(Easy)な会社から、実力主義でプレッシャーの激しい会社に移り、余暇を犠牲にして働いている。今までかつて一度もなかったのだが、最近何故か会社の夢を毎晩みてしまい、芯から休まらない。

5年後・10年後になれば、今回の転職に対する考え方も時と共に変わるだろう。いろいろ書いたが、こんな風に過去と現在を比較しても余り生産的ではない。収入増・キャリアアップといった、自分の不協和を解消するキーワードを思い浮かべながら、前向き・積極的に毎日の職務に勤しみ、日々の頑張りによって今回の転職を本当の意味で成功にする、そういうことが大事であろう。