「先生、何を目指しているんですか?」

と先日、知り合いの先生に尋ねられました。

 大学で英語の教員免許を取得中という話をしたときです。現在、特別支援教育(ことばの教室)に携わっているので不思議に思われ、質問されたと思います。

「将来、英語を教えることができたらいいなあと思って‥」と、その場では、辻褄合わせのような答えを一応伝えました。


 振り返ってみると、私自身、いろんなことに興味をもってきました。教育や障害全般について、福祉(保育士試験に挑戦中)、臨床心理学(定期的に大学で勉強中)、歴史(特に古墳や城郭について)、演劇(ワークショップにときどき参加)、美術館や博物館巡り、語学(英語、中国語を習っていたときもありました)、武道(空手・柔術)‥。関心や関わりには浅い深いがあります。「何でも首を突っ込む」と家族に呆れられています。


 いろいろ首を突っ込んだおかげで、「これ、仕事で活かせるかも。」とか、「本質的に〜と〜は同じこと」などの気づきはあります。指導のとき、少し変わった(変な?)アイデアも湧くことがあります。学んだことは、どこかで繋がりをもっているという感覚をもっています。

「セルフ・リベラルアーツ教育(一般教養教育)」とカッコよく言いたいです。なんちゃってリベラルアーツですが。


 人生は時間も限られているので、一つのことを突き詰めていくのも良いと思います。一方で、いろいろな分野をかじる効用もあるのではないかと思っています。