イナックス アタルーニョ | なぜ7年で人は飽きるの?脳機能で磨く「恋愛力」「販売力」

なぜ7年で人は飽きるの?脳機能で磨く「恋愛力」「販売力」

岡田耕一:脳のモードを知れば、仕事も恋愛もうまくいく

イナックスアタルーニョ は立体型の小便器ターゲットマーク。

このターゲットマーク、男性なら、この的を狙った人は多数いるはず。

なぜなら、男性脳の特徴の一つとして、目標が明確になったら、一直線に行動するというパターンが存在するからである。

なので、思考するまでもなく、思わず的を狙いたくなり、当ったときの達成感を快と脳の潜在域が判断しているのである。

この感覚、女性にはおそらくわからないであろうが、男性脳の特徴の一つである。

この商品形態自体は、1999年前後から見られるようになった。

機能としては、床の汚れを軽減できるである。

しかし、的の前にも、芳香剤にむけて、用をたしていた殿方も多いのではないだろうか?
これは、冒頭に記述したとおり、芳香剤が的になっていたのである。

そして、ただあてるだけでは、飽きてくる。
その次に、その芳香剤を割ろうと試みる。

男性の皆さんは経験されている方も多かろう。

男性脳にとっては、当たり前の機能である。

今回のINAXのアタルーニョは、この男性脳を刺激する部分に感性トレンドの立体的なものが心地よいがプラスされた商品であるといえる。

平面なものよりも立体感のあるものの方が、脳にとっての認識の複雑度が増すのである。

さらに、この商品は、的に当てるという単純な結果だけでなく、立体になったことにより、溜めるというもう一つの目的が増えている。

それが、燃料タンクであったり、空き缶であったりする。

昔の芳香剤で言えば、割ることに意味があったのと同じで、当てた上に、満タンにするという目的達成感の満足が、用を足す時に満たされるのである。

女性からしたら、不思議な商品であり、あまり目にすることもないだろう。

しかし、男性であれば、この商品にであったら、必ず、目的達成するに違いない。

商品開発者は、男女脳や感性トレンドを知らずに、あそび心の刺激というアプローチをしたのかもしれない。

しかし、この商品は、しっかりと男性脳の潜在域を刺激する秀逸な商品である。