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おはようございます☀

 
 
今年の試験の分析をしています。
 
 
問題ごとに講評していきますので、次年度チャレンジされる方は、ぜひ、参考にしてくださいね。
 
 
今日は権利関係の前半(問1~7)です。
 
 
【問1 判決文問題】
 
遺産分割(賃料債権)の判例です。
 
類似論点は過去問でも出題されていますが、ここまで知識を正確に覚えている受験生は少ないと思います。
 
「遺産である賃貸不動産から生じた賃料は、遺産とは別の財産で、各共同相続人が相続分に応じて単独で取得するもの」と考えられています。
 
判決文から内容を理解して、それを選択肢に当てはめて解答する形ですね。
 
知識がなくともなんとか正解してほしい問題でした。
 
正答率は60%前後
 
※正答率は、日建学院のデータに基づいています(以下、同様)。
 
吉野塾ではプレミアムテキスト&問題集に掲載されている内容です。
 
 
【問2 相隣関係】
 
出ましたね!
 
改正点です。
 
ここは散々注意してほしいということを伝えておりましたので、正解してほしかったのですが、正答率はそこまで高くなく、50%前後。
 
正解である選択肢1は、隣地の使用権がテーマ。
 
直前のYouTube liveでもお伝えしまし、テキストにも掲載されているレベルです。
 
しかし、選択肢3の障壁の高さの問題と迷って、選択肢3を選んだ受験生も多かったようです。
 
 
【問3 請負】
 
基本問題ではあったので、なんとか正解して欲しかったです。
 
請負の担保責任は、基本的に売買の担保責任と同様に考えて処理します。
 
正解選択肢2は、通知期間を問う内容でしたが、「工事が終了した日から1年以内」というのが誤りです。
 
通知期間は、「不適合を知った時から1年以内」でしたね。
 
正答率は、70%弱。
 
ここでの失点はダメージが大きいです。
 
 
【問4 相殺】
 
組合せ問題でした。
 
また、少しマニアックではあったので、正答率は低く、40%前後です。
 
相殺できないものを問う内容でした。
 
こちらは失点しても問題ありません。
 
プレミアムテキスト&問題集に掲載されているようなレベルです。
 
 
【問5 不在者財産管理人】
 
正答率は50%下回るような難問です。
 
正解は選択肢4。
 
管理人が保存行為以外の売却等をする場合、家庭裁判所の許可が必要です。
 
こちらは、吉野塾でも改正点として所有者不明土地管理人等として紹介しました。
 
テキストはもちろん、模擬試験でもその所有者不明土地管理人等を出題しました。
 
これをしっかり学習していたら、この類似テーマである不在者財産管理人も解けた方が多いのかなと思います。
 
 
【問6 取得時効】
 
ここは個数問題ということもあり、正答率が10%台で、かなりの難問でした。
 
アは不動産物権変動の基本問題でしたが、イ・ウが、判例問題です。
 
吉野塾のワンコイン模試で、同様論点を出したのでワンコイン模試をやられた方は、既視感があったかと思います。
 
正解できると大きなアドバンテージです。
 
 
【問7 配偶者居住権】
 
一昨年も出題されましたね。
 
やはり注意して欲しかった配偶者居住権。
 
問われている内容は、基本的でテキストにも掲載されているレベルなのですが、過去問にはないため、正答率は30%前後と低かったです。
 
ワンコイン模試でも同様論点を出したので、ワンコイン模試をやられている方は、正答して欲しかったです。
 
 
今日は以上となります。
 
 
続きはまた明日(^^♪
 
 

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