みなさんは、プレゼンで失敗したことはありますでしょうか?
それも、ちょっとやそっとの失敗ではなく、悲惨な泣きたくなるような大失敗です。

私は、過去に2回、大事なプレゼンで目も当てられない大失敗を経験しました。
1回目は、20代の後半、病院に対するシステム提案のコンペのプレゼンでした。場所は、和歌山県の南紀白浜、私は東京からの出張だったので、前日に現地入りしてオーシャンビューのホテルで宿泊までして当日を迎えました。
どんな失敗だったかというと、時間が全然足りませんでした。というより、私のプレゼンが完全に時間オーバーのため途中で打ち切られました。それも全体の約4分の1程度しか説明できなかったという惨状です。しかも、当日は社長、常務、現地の支店長と社員が固唾をのんで見守っていた中での惨状です。目も当てられないというか、あまりにお粗末な結果に一同唖然としていました。

2回目は、某大学病院におけるプレゼンでの大失敗です。この時もシステムに関する説明をしたのですが、私の用意した内容と聴き手の要求が1ミリも噛み合わず、20分間のプレゼンに対して40分間あちこちから質問が噴出するという事態に陥りました。しかも、この時は500人の聴衆を目の前にしての失態でしたので、質疑応答にプレゼンの倍の時間がかかってしまいました。結局、私の説明には何の意味も無かったということです。500人の期待を見事に裏切り、明後日の方向の話をしてしまったということです。本当に大失敗でした。

いかがでしょうか?少しは悲惨さが伝わりましたでしょうか?
まさに、今思い出しても泣きたくなるようなとんでもない大失敗です。おそらく、ここまで悲惨な経験をした、あるいはこれを超える失敗をお持ちの方は、そう多くはないのではないでしょうか。
しかし、あえて言います。私は、この2回の大失敗があったのでプレゼンテーションを自分の得意技にすることができました。1回目では、準備不足から事前準備の重要性、2回目では自己中心的⇒聴き手に合わせることの重要性、プレゼンにとって欠かすことのできない事柄について身をもって学ぶことができました。
まさに身をもってです。ここまで悲惨な失敗をすると、本人は意外にも清々しいほどその大切さに気づくことができます。余計なうんちくを抜きにして、真髄、真理とも言うべきものにたどり着くことができます。周囲の人間にしてみれば冗談じゃないと言うかもしれませんが。

結局、中途半端というのが一番よくありません。
失敗なのか、成功なのか、うーんどちらかと言うと・・・まあ成功とはいえないな・・・こんな状態では何の気づきも得られません。こういう人が、細かいノウハウばかりに走りやすく、知識偏重型になってしまいます。
そうならないためにも、大失敗覚悟で、一度大舞台で勝負してみると良いと思います。自分はプレゼンが苦手で、できれば人前で話などしたくないと言って避けてきた人は、特に挑戦してみましょう。大丈夫です。どんなにズッコケても私より悲惨にはなりませんから。
そうそう私のプレゼン大失敗王者の称号は譲れません。
万が一、私のレベルを超えたとしても大丈夫です。その時には、プレゼンテーションで本当に必要なことに心の底から、身をもって気づくことができます。

とにかく、成功するも失敗するも気持ちは最高レベルで行きましょう。