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1 フォロー講義
現在、
昨年実施した、3時間で理解する!会社法の「フレームワーク」と「ツボ」 (無料
公開講座)がyoutubeにて配信されています。
≪無料公開講座≫
3時間で理解する!会社法の「フレームワーク」と「ツボ」
これから直前期に入ってくると、だんだんと学習時間が少なくなってくるため、商法・
会社法を「捨て科目」にする方が多くなってきますが、会社法は、出題分野がある程度
決まっているため、この分野に絞って学習をしていけば、短期間でも得点可能な科目と
いえます。
もっとも、
出題分野がある程度決まっていると言っても、本試験で何が問われているのかを分析
することは、なかなか難しいところです。
そこで、
今回の無料公開講座では、
パワポの図解を使いながら、会社法の「フレームワーク」を、過去問を使いながら、
出題の「ツボ」を、3時間で伝授していきます。
会社法を本格的に学習する前に、
会社法の「フレームワーク」と「ツボ」を掴んでみてくださ
い!
2 学習のポイント
① 設立(2)
まずは、基礎から学べる会社法p37、総整理ノートp12以下で、出資の履行について、
知識を整理しておいてください。
出資の履行の部分だけでなく、他のテーマにおいても、発起設立と募集設立のの相違
点を問う問題は頻出していますので、総整理ノートp7の比較の図表は、要注意です。
次に、基礎から学べる会社法p40、総整理ノートp15以下で、機関の具備について、
知識を整理しておいてください。
令和5年は、
この機関の具備(設立時取締役)から出題されています。
最後に、基礎から学べる会社法p49、総整理ノートp22以下、パワーポイント(設立
⑤)で、設立無効の訴えについて、要件と効果の視点から、知識を整理しておいてく
ださい。
会社の組織に関する訴えについては、最終的には、総整理ノートp22の図表で、知
識を整理しておいてください。
また、基礎から学べる会社法p52、総整理ノートp20以下で、発起人等の責任につい
て、知識を整理しておいてください。
知識を整理するときには、いきなり細かい知識をアタマに入れるのではなく、まずは、
大きな項目を意識しながら、アタマの中にフレームワークを作っていくことが重要で
す。
森から木、木から枝、枝から葉へ
発起人等が負う損害賠償責任については、①会社に対する責任と、②第三者に対する
責任があります。
この点は、役員等が負う責任と共通していますので、次回以降学習する役員等の責任
とリンクしながら、知識を整理してみてください。
会社法の学習をする際には、
制度と制度をヨコに比較すると、効率的に学習することができるテーマが数多くあり
ます。
重要なテーマについては、総整理ノートに図表を入れてありますので、比較の「視点」
から、知識を整理してみてください。
② 株式(1)
まずは、基礎から学べる会社法p55以下、総整理ノートp25以下、パワーポイント
(株式①)で、株主の権利について、全体構造を掴みながら、きちんと類型化できる
ようにしておいてください。
行政書士試験の過去問を分析してみると、
①株式買取請求権(平成19年度)
②株主等の閲覧権(平成20年度)
③株主の行使しうる権利(平成22年度、24年度、令和
元年)など、
株主の権利についての問題が頻出していることがよくわかります。
法律の勉強は、会社法に限らず、制度と制度をクロスリファレンスしながら、立体
的に学習していくことが大切です。
次に、基礎から学べる会社法p57、総整理ノートp27以下で、株主平等の原則につ
いて、基本的な事項を整理しておいてください。
③ 株式(2)
まずは、基礎から学べる会社法p59、総整理ノートp29以下で、株式の内容と種類
について、どのような内容の株式があるのか、項目をきちんとアタマに入れておい
てください。
令和5年は、
このテーマから項目レベルの問題が出題されています。
講義中にご紹介した、トヨタ自動車のAA種類株式のように、種類株式の発行につい
ては、会社側の資金調達・株主政策と株主側の投資目的に応じた多様なニーズが見
えてこないと、内容については、理解しずらい分野ではないかと思います。
次に、基礎から学べる会社法p74、パワーポイント(株式⑦⑧)で、株式譲渡自由
の原則について、株式会社の特質から、きちんと説明できるように「理解」してみ
てください。
会社法は、具体的にイメージすることができなくても、ロジックで追っておいけば、
「理解」することができるようになるかもしれませんね。
最後に、基礎から学べる会社法p79、総整理ノート38以下、パワーポイント(株式
⑥)で、定款による譲渡制限について、知識を整理しておいてください。
本試験では、
権限分配に関する問題が頻出していますので、パワーポイント(会社の意義⑧⑨)
の視点を、もう一度確認しておいてください。
権限分配の「視点」
このように、会社法を理解して、本試験で得点していくためにも、権限分配の「視
点」は、重要になってくると思います。
次回の講義冒頭で、過去問を検討していきますので、該当問題を検討しておいてく
ださい。
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