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1 フォロー講義
5月26日に、第2回☆Zoom定例会を開催いたします。
第2回☆Zoom定例会では、
民法(債権法)の重要ポイントの復習と、記述式の事案分析の練習を行っていき
ます。
Zoom定例会は、講師との交流の場ともなる貴重な機会となりますので、普段は、
ライブ講義に参加出来ない方も、是非、ご参加ください。
≪実施日・時間≫
5月26日(日)14時~17時
≪内容≫
①民法債権法の復習
②記述式(2問)
③質問会
≪実施方法及び参加方法≫
対象者の方へ、ご案内メールをお送りしておりますので、
当日、Zoomへアクセスください。
≪用意するもの≫
・スタンダードテキスト or 総整理ノート
・パーフェクト過去問集民法
2 復習のポイント
① 表現の自由(2)
まずは、憲法学読本p154以下で、表現内容中立規制の2つの類型ごとに、総整
理ノートp102以下で、①保護範囲→②制約→③正当化のフレームワークに沿っ
て判例を読み直してみてください。
フレームワーク思考☆
ビラ配布等については、
判例は、他人の財産権・管理権と衝突する場合には、そもそも憲法21条の保護
範囲に属しないと解しているようです。
この思考パターンは、昭和45年から全く変わっていないことが、平成20年の判
例を見ればよくわかると思います。
ちなみに、管理(権)の穴埋め問題は、平成25年、平成23年と2回出題されて
いることをみればわかるように、出題の「ツボ」となっています。
出題の「ツボ」を掴む!
この出題の「ツボ」については、憲法学読本p155にも、詳しく書かれていま
すので、もう一度、よく読んでおいてください。
憲法学読本の判例の解説部分は、多肢選択式の空欄対策
としも使えそうですね。
内容規制と内容中立規制については、
令和2年の本試験で直球で問われていますので、もう一度、パーフェクト過去
問集の問題を確認しておいてください。
次に、猿払事件判決について、憲法学読本p156~、パワーポイント(第8章
表現の自由⑦)、総整理ノートp18で、もう一度、①保護範囲→②制約→③正
当化のフレームワークに沿って読み直してみてください。
フレームワーク思考☆
その上で、この猿払3基準を使っている判例をグルーピングして、猿払事件と
の事案の比較をしてみてください。
・寺西裁判官補事件
・戸別訪問事件
キーワードは、「間接的・付随的制約」ですね!
憲法の人権判例は、一つだけ見ていても、その射程がよくわかりませんので、
判例と判例との比較の「視点」を持つことが、判例を「理解」する上では必要
です。
判例と判例の比較の視点!
この間接的・付随的制約については、令和5年に直球で出題されましたので、
判例をグルーピングして集約されていた方は、ボーナス問題でしたね。
過去問と憲法学読本とのクロスリファレンス
このように、憲法は、他の科目に比べて、試験委員の関心テーマからの出題
多いので、講義の中で実践しているように、過去問と憲法学読本をクロスリ
ファーしていくことで、出題予想ツールとしても使えることがよくわかると
思います。
憲法学読本=出題予想ツール
また、憲法学読本p157~、総整理ノートp20で、堀越事件判決について、
猿払事件判決と比較しながら、判例のロジックを理解しておいてください。
平成30年度は、
この公務員の政治活動の自由について問う、堀越事件の判例が、多肢選択式
で問われましたが、重要判例であるにもかかわらず、受験生全体の出来は悪
かったです。
この問題を見ても、憲法学読本の判例の解説部分は、多肢選択式の空欄対策
としも使えることがよくわかると思います。
憲法学読本の判例の解説部分も参考に,、多肢選択式対策として、キーワード
に注意しながら、総整理ノートの判例を読む習慣を、是非、身に付けてみて
ください。
出題の「ツボ」を掴む!
マイナー科目である憲法には、あまり学習時間を取ることができないと思い
ますので、憲法学読本を上手に活用して、試験委員の出題の「ツボ」を掴ん
でみてください!
最後に、憲法学読本p161以下で、総整理ノートp107以下、(第8章表現の
自由⑬)で、マスメディアの報道の自由・取材の自由・取材源の秘匿に関し、
各判例を、①保護範囲→②制約→③正当化のフレームワークに沿って読みし
てみてください。
フレームワーク思考☆
博多駅事件判決は、本試験でもよく出題されている判例ですので、特に、報道
の自由と取材の自由の①保護範囲に注意しながら、知識を整理しておいてくだ
さい。
このあたりのテーマで、本試験未出題の重要判例は、総整理ノートp109の判
例くらいでしょうか・・・
もう一つのNHKは、昨年出題されていますし・・・
➁ 表現の自由(3)
まずは、憲法学読本p166以下で、平成27年度の多肢選択式で出題された問題
について、規制・給付二分論の視点から、判例を理解しておいてください。
規制・給付二分論
憲法学読本を読んでいくと、最近の本試験の問題の出題意図がよくわかってく
るのではないかと思います。
憲法は、マイナー科目であり、あまり時間をかけることはできない科目ですの
で、試験委員である大学教授の問題意識=出題のツボを掴んでおくと、効果的
です。
出題の「ツボ」を掴む!
ちなみに、5年前に問題になった、あいちトリエンナーレは、まさに、この
給付が問題となった事例で、憲法学的には、検閲の問題でもなく、憲法21条
の表現の自由の問題でもないことに注意が必要です。
平成23年度の多肢選択式で出題されたパブリックフォーラム論は、最近の憲
法学でよく論じられている、規制・給付二分論という「視点」(憲法学読本
p167以下)からの出題です。
過去問と憲法学読本とのクロスリファレンス
このように、憲法は、他の科目に比べて、試験委員の関心テーマからの出題
多いので、講義の中で実践しているように、過去問と憲法学読本をクロスリ
ファーしていくことで、出題予想ツールとしても使えることがよくわかると
思います。
憲法学読本=出題予想ツール
次に、憲法学読本p169以下で(1)集団行進の自由と(2)公共施設による
集会の利用拒否の項目ごとに、判例を整理してみてください。
平成17年度の本試験でも出題された泉佐野市民会館事件は、合憲限定解釈の
「視点」から再度出題される可能性もありますので、判例のグルーピングを
きちんと行ってみてください。
最後に、総整理ノートp116で、金沢市庁舎前広場事件について、泉佐野市民
会館事件との比較の視点から、判例を理解しておいてください。
判例と判例の比較の視点!
最新判例のうち、出題予想の視点から要注意判例です。
③ 学問の自由
まずは、憲法学読本p174で、学問の自由の歴史的沿革について、よく理解し
ておいてください。
東大ポポロ事件の判例を読むときも、この歴史的沿革の理解が重要になって
きます。
次に、憲法学読本p176で、先端科学技術研究の制限について、問題42、43と
照合させながら、出題のツボを掴んでおいてください。
過去問と憲法学読本とのクロスリファレンス
このように、憲法は、他の科目に比べて、試験委員の関心テーマからの出題
多いので、講義の中で実践しているように、過去問と憲法学読本をクロスリ
ファーしていくことで、出題予想ツールとしても使えることがよくわかると
思います。
憲法学読本=出題予想ツール
最後に、憲法学読本p177で、大学の自治について、その内容をよく理解する
とともに、総整理ノートp86で、東大ポポロ事件の判例をよく理解しておいて
ください。
~お知らせ~
5月18日の講義は、当初から講義実施日となっておりませんので、ご注意く
ださい。
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