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1 フォロー講義
会社法は、民法と異なりイメージしずらい科目ですが、実際は、「会社法」
ではなく、「株式会社」(経営)というものがイメージできないのではない
かと思います。
講義の中でお話ししたように、会社法では、株式会社は、①公開・非公開、
②大会社・大会社以外のマトリクスで計4つに分類されます。
このうち、日本で圧倒的に数が多いのは、非公開会社(譲渡制限会社)会社、
かつ、大会社以外の会社≒中小企業です。
行政書士にとっての対象顧客には、大きく、BtoBと、BtoCがあります。
BtoCは、競合も多く、集客も難しいため、通常、バリバリ派の方は、BtoB
で開業される方が多いのではないかいと思います。
BtoBで開業する場合、顧客は、中小企業が中心になります。
中小企業の場合、ヒト・モノ・カネのすべての面で、大企業とは異なる様々
な問題点を抱えています。
中小企業の抱えている問題点とは何のか?
そのような問題点がどうして発生するのか?
その問題点に対してどのような解決策があるのか?
行政書士にとっては、自分の「強み」を発揮したり、構築することのできる
大きな「ヒント」が眠っていかもしれません。
解決策=コンサルティングです。
既存のアプローチではなく、「視点」を変えた新しいアプローチが、これか
らの士業には必要になってくるのではないかと思っています。
付加価値の創造=差別化
合格後、開業予定の方は、今のうちから、中小企業の抱える問題点について、
コンサルティングという「視点」から考えてみるのもいいかもしれません・・・
その際に、ひとつのヒントになるのが、中小企業白書です。
『中小企業白書2022』
↓
2 復習のポイント
① 設立(2)
まずは、基礎から学べる会社法p35以下、総整理ノートp9以下で、変態
設立事項について、それぞれの意味と内容をもう一度確認しておいてください。
現物出資と財産引受の大きな違いは何なのか?
知識を整理するときは、細かい「葉」の知識のままで整理するのではなく、
目次や標題(タイトル)を使って、常に「森」の視点から整理していくと、
汎用性が高い知識になっていきます。
森から木、木から枝、枝から葉へ☆
商法だけでなく、全科目、この方法で学習していくと、時間のない社会人
の方でも、短期間で効率的に学習を進めていくことができると思います。
次に、基礎から学べる会社法p49、総整理ノートp21以下、パワーポイント
(設立⑤)で、設立無効の訴えについて、要件と効果の視点から、知識を
整理しておいてください。
会社の組織に関する訴えについては、最終的には、総整理ノートp22の図表
で、知識を整理しておいてください。
また、基礎から学べる会社法p52、総整理ノートp19以下で、発起人等の
責任について、大きく3つに分けて、知識を整理しておいてください。
知識を整理するときには、いきなり細かい知識をアタマに入れるのではなく、
まずは、大きな項目を意識しながら、アタマの中にフレームワークを作って
いくことが重要です。
森から木、木から枝、枝から葉へ
発起人等が負う損害賠償責任については、①会社に対する責任と、②第三
者に対する責任があります。
この点は、役員等が負う責任と共通していますので、次回以降学習する役
員等の責任とリンクしながら、知識を整理してみてください。
会社法の学習をする際には、
制度と制度をヨコに比較すると、効率的に学習することができるテーマが
数多くあります。
重要なテーマについては、総整理ノートに図表を入れてありますので、比
較の「視点」から、知識を整理してみてください。
② 株式(1)
まずは、基礎から学べる会社法p55以下、総整理ノートp24以下、パワー
ポイント(株式①)で、株主の権利について、全体構造を掴みながら、
きちんと類型化できるようにしておいてください。
行政書士試験の過去問を分析してみると、
①株式買取請求権(平成19年度)
②株主等の閲覧権(平成20年度)
③株主の行使しうる権利(平成22年度、24年度、令和
元年)など、
株主の権利についての問題が頻出していることがよくわかります。
法律の勉強は、会社法に限らず、制度と制度をクロスリファレンスしなが
ら、立体的に学習していくことが大切です。
次に、基礎から学べる会社法p57、総整理ノート26以下で、株主平等の原
則について、基本的な事項を整理しておいてください。
③ 株式(2)
まずは、基礎から学べる会社法p59、総整理ノートp28以下で、株式の内容
と種類について、どのような内容の株式があるのか、項目をきちんとアタマ
に入れておいてください。
講義中にご紹介した、トヨタ自動車のAA種類株式のように、種類株式の発
行については、会社側の資金調達・株主政策と株主側の投資目的に応じた
多様なニーズが見えてこないと、内容については、理解しずらい分野では
ないかと思います。
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