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1 フォロー講義
合格スタンダード講座の行政法も残りわずかとなってきました。
今回からは、行政法の3つの柱の一つである、行政組織法に
入っていきました。
受験生は、行政作用法と行政救済法については、きちんと学習する方が多いですが、行政
組織法になると、やはり学習が手薄になりがちです。
行政作用法からは、例年、国家行政組織、国家公務員法、地方自治法から、19問中3~4
問程度出題されています。
この分野は、同じような内容が手を変え品を変え出題されていますので、本試験では、なる
べく落とさないようにしておきたいテーマです。
7月30日(土)に、行政法☆実力診断テスト&解説講義を実施いたします。
行政法は、
行政書士試験の試験科目の中で最も配点の高い重要科目であり、この行政法の出来
不出来が、合否に大きな影響を及ぼします。
そこで、行政法☆実力診断テストでは、
皆さんの行政法の基礎力を診断するとともに、今後の学習法について、何を、どのよう
に勉強していけば、行政法で高得点を取ることができるのか、実力診断テストの結果を
もとにお話ししていきます。
≪無料公開講座≫
行政法☆実力診断テスト
7月30日(土) 14時~
辰已法律研究所東京本校
なお、行政法☆実力診断テストで出題する問題は、解説講義の1週間前までに、辰已
法律研究所のHPに掲載しますので、問題を解いた上で、解説講義にご参加ください。
また、行政法☆実力診断テストの解説講義の後に、行政法で高得点を取るための効率
的な方法論についても伝授していきます。
こちらも、是非、ご参加ください!
≪無料公開講座≫
行政法で高得点を取るための効率的な方法論!
7月30日(土) 16時15分~17時15分
辰已法律研究所東京本校
2 復習のポイント
① 行政事件訴訟法(5) Unit51
まずは、、テキストp288の事例で、当事者訴訟と争点訴訟について、土地収用法パタ
ーンを、早めにアタマの中に入れておいてください。
土地収用法パターン
土地収用法パターンは、記述式にも出題された超頻出テーマですから、次回出題され
た場合には、絶対に落とさないようにしてみてください。
こういう超頻出パターン問題で落とさないことが、行政法で高得点を取って逃げ切るた
めの第一歩となります。
② 国家賠償法(1) Unit52~53
まずは、テキストp296で、行政救済法における国家賠償法の位置づけについて、もう
一度確認してみてください。
第二に、テキストp297で、国家賠償法の成立要件である「公権力の行使」概念につい
て、行手法・行審法・行訴法との違いを理解しておいてください。
制度と制度の比較
第三に、テキストp297以下で、国家賠償法の成立要件である「公務員」に関する判例
のロジックと結論を、もう一度、理解しておいてください。
国家賠償法1条の判例は、本試験に何度も出題されている頻出判例がありますので、こ
ういう頻出判例については、理由付けも含めて、判例のロジックをよく理解しておいてくだ
さい。
第四に、テキストp300以下で、国家賠償法の成立要件である「違法性」に関する2つの
判例について、判例のロジックと結論を整理しておいてください。
皆さんもご存知のように、
判例は、違法性について、職務行為基準説を取っており、これに関連する判例が頻出
しています。
職務行為基準説に立つと、取消訴訟における「違法」と国家賠償請求訴訟における「違
法」が異なってきますので、要注意です。
第五に、テキストp303以下で、特殊な公務員の違法性と、規制権限不行使に関する判
例についても、判例のロジックと結論を整理しておいてください。
規制権限不行使については、最新判例が出ており、要注意
でしたが、令和3年に直球で出題されました。
第六に、テキストp310以下で、国家賠償法1条の効果について、公務員の個人責任と
公務員に対する求償権の視点から知識を整理しておいてください。
③ 国家賠償法(2) Unit54~56
まずは、テキストp311で、国家賠償法2条の要件について、高知落石事件判決の3つ
のポイントとともに、知識を整理しておいてください。
高知落石事件は、
国家賠償法2条の要件に関するリーディングケースの判例ですので、判例のロジック
をよく理解しておいてください。
第二に、テキストp312以下で、予測可能性と回避可能性の視点から、各2つの判例の
ロジックと結論をアタマに入れておいてください。
国家賠償法2条の判例は、
出題される判例がほぼ決まっていますから、最終的には、テキストに掲載されている
判例を、いかにコンパクトに集約できるかが勝負になってきます。
知識の集約化!
その際、高知落石事件判決の3つのポイントから、各判例を演繹的に整理することが
できると、各判例のつながりが出来て、整理しやすくなるはずです。
第三に、テキストp317で、大阪空港事件の判例について、機能的瑕疵という視点から、
判例のロジックと結論をアタマに入れておいてください。
大阪空港事件は、
テキストp214の判例とリンクしますので、両者をセットにして、集約しておいてください。
知識と知識のつながり!
第四に、テキストp319以下で、国家賠償法3条、4条、6条に関する条文の知識を整理
しておいてください。
国家賠償法は、
本試験では、1条と2条の判例が出題の中心ですが、3条以下の条文の知識もよく問
われていますので、要注意です。
④ 行政組織法 Unit57~59
まずは、テキストp326以下で、行政主体と行政機関について、①定義→②分類→③グ
ルーピングの視点から、知識を整理しておいてください。
講義の中でもお話していますが、行政法は、択一式、多肢選択式、記述式のいずれに
おいても、①定義→②分類→③グルーピングを問う問題が頻出しています。
したがって、①定義→②分類→③グルーピングについては、なるべく早いうちから記憶
の作業を始めてみてください。
最終的には、
記述式もありますから、定義は、漢字で書けることが必須です。
第二に、テキストp331の図解で、権限の委任と権限の代理について、法律の根拠の
要否という視点から、知識を整理しておいてください。
第三に、テキストp336以下で、国家行政組織法について、行政立法とも関連させなが
ら、もう一度、条文の確認作業を行ってみてください。
国家行政組織法は、
単純な条文問題ですから、落とさないようにしたいところです。
第四に、テキストp342以下で、国家公務員法について、分限処分と懲戒処分、事前と
事後の視点から、知識を横断的に整理しておいてください。
ここでも、事前→事後のフレームワークが使えます!
⑤ 地方自治法(1) Unit60
まずは、テキストp355以下で、地方公共団体の種類について、①定義→②分類→③
グルーピングの視点から知識を整理してみてください。
行政法は、①定義→②分類→③グルーピングの視点から知識を整理すると、記憶も
し易く、本試験でも得点し易くなると思います。
その際に、特別区と指定都市の行政区との違いに要注意です。
地方自治法は、過去問をグルーピングすると、同じ知識が、手を変え、品を変え、繰り
返し繰り返し問われていることがよくわかると思います。
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